オアシスの最新のドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の監督は、作品を優に7時間を越すものにだってできたと語っている。
UKで10月2日に公開される本作品は、バンドが名声を手にすることになった1993年から1996年の時期を描いたドキュメンタリーとなっている。
「『スーパーソニック』は優に7時間を越えるものにすることだってできたね」と説明している。「ノエルに12回もインタヴューをして、リアムにも同じようにインタヴューをしたからね。2人合わせて20時間も費やしたんだ。ノエルとリアムに別々にインタヴューをし、違う部屋にいながらも、まるで2人が会話をしているように作り上げたんだ」
「ノエルは『過去の栄光を語る白髪交じりの中年ロッカーのように映りたくない』と言っててね。だから、インタヴューは音声で録音したんだ」
ドキュメンタリー映画『スーパーソニック』のトレイラー映像はこちらから。
また、マット・ホワイトクロスはギャラガー兄弟の間に今なお確執があるにもかかわらず、インタヴューの中ではお互いについてとても正直であったと述べている。
「ノエルとリアムには別々に観てもらったんだ」とマット・ホワイトクロスは説明している。「インタヴューでリアムに『当然、君がバンドを始めたんだよね』と訊けば、リアムは『そうだよ。ノエルは決して認めないけどね』って言うんだけど、僕が『いや、先週ノエルもそう言っていたよ』と言うと、リアムは『本当? そうか、分かった』という感じでね」
「二人ともできる限り正直でいようとしていることが伝わってきたよね。ノエルはとてもオープンだったよ。彼がリアムに対して語ったことで、とても驚いたことがいくつかあったな。リアムは俺よりも容姿がいいし、面白いし、いい服を着ているが、彼は俺の才能をほしがっている、とかね」
また、マット・ホワイトクロスは映画について、ギャラガー兄弟のありのままが映し出されていると主張している。「長年にわたってタブロイド紙に書かれたウソや風刺によって、人々が忘れてしまった彼らの本来の姿をバランスよく描きたかったんだ。彼らはスマートで情熱的で面白くて、ザ・ローリング・ストーンズやザ・ビートルズのような人たちと肩を並べられる人たちだからね」
「ノエルは冷血で計算高くて才能のある人間、リアムはカオスだとしつこく揶揄される。しかし、僕は彼らはそれだけではないと思う。リアムは自分の感情や振る舞いについて深く考えるタイプだよ。彼は自分自身の性格と弱みをよく理解している。驚くほどサイケデリックなマインドの持ち主で、彼の言ったことを理解しようとすると、まるでポエムだからね。すべて書き留めなければならない。本当に素晴らしいよね」
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