ブルース・スプリングスティーンが、自身の鬱病との闘いについて語っている。
ブルース・スプリングスティーンは9月27日に自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』を刊行する。
そのなかでブルース・スプリングスティーンは自身の鬱との闘いや父親との関係について綴っているという。
『ヴァニティ・フェア』誌のインタヴューで彼は次のように語っている。「この本の中で僕が強調したかったことの一つは、誰であろうと、どこにいようと、鬱は決して放っておいてはくれないということなんだ。いつも車に喩えているんだけどね。あらゆる自分自身がその車に乗っていて、新しい自分はその車に乗り込むことができるんだ。でも、昔の自分がその車を降りることはないんだよ。いつでも重要なのは、そのなかの誰がハンドルを握るかってことだよね」
「病気がどうなるかは分からないものだからね。まさか父みたいに、自分が想像してた以上に、ひどい病気になるなんてことがあり得るなんてね」
ブルース・スプリングスティーンはまた、ギターの演奏を妨げる左半身の慢性的な痺れを治療するために3年前に手術を受けたことも明かしている。
ブルース・スプリングスティーンは、医師が新たに代用の椎間板を挿入するため、喉を切開して、声帯を一時的に側面に縛り付けなければならなかったと語っている。ブルース・スプリングスティーンは手術の後、3ヶ月の間、歌うことができなかったという。
「ちょっとまいったよね」と手術についてブルース・スプリングスティーンは語っている「でも、僕にとっては大成功だったんだ」
さらに、ブルース・スプリングスティーンは、2017年に新しいアルバムをリリースしたいと思っていることを明かしている。このアルバムは、新曲だけのアルバムとしては2012年の『レッキング・ボール』以来となり、すでに仕上がっているが、ツアーや楽曲作りに集中するために棚上げされていたという。
「これはソロのアルバムなんだ。よりシンガー・ソングライターって感じでね」と彼は語っている。「ストリングスや様々な楽器の入ったポップ・アルバム、そういう系譜のところがあるアルバムだね」
ブルース・スプリングスティーンの自伝と同時に、本の章立てやテーマに合わせて、ブルース・スプリングスティーン自身が選曲した18曲が収録されたアルバム、『チャプター・アンド・ヴァース』がリリースされる。アルバムには5曲の未発表曲も収録されている。
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