ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンが、自身のニュー・アルバム『22、ア・ミリオン』の収録曲のうちの1つは、ギリシャのある島で「自分探しをしていて」着想を得たと明かしている。
ジャスティン・ヴァーノンは、来たるアルバムについて語るため、9月2日にウィスコンシン州オー・クレアで記者会見を開催している。
音楽サイト「ピッチフォーク」によれば、ジャスティン・ヴァーノンは自ら招いた大勢のジャーナリストたちを前に、昨年に行ったギリシャ沖の島への単独旅行について語り、その旅で“22 (OVER S∞∞N)”の冒頭部分が浮かんだと語ったという。
「オフシーズンのギリシャに1人でいっちゃいけないよ」と彼は語っている。「自分自身を探してみようとしたけど、ダメだったんだ。本当に悲惨な気分だった。すると、このコーラスが頭の中に聞こえてきたんだ。『This feeling might be over soon(この感覚はすぐ消えてしまうかもしれない)』ってね。これが結局、アルバムの最初の曲“22 (OVER S∞∞N)”の冒頭部分になったのさ」
ジャスティン・ヴァーノンはまた、クレジットされていないスティーヴィー・ニックスのサンプル音源が“10 d E A T h b R E a s T ⚄ ⚄”に使われていることも明かしたが、フリートウッド・マックのメンバーである彼女は、そのことをライナー・ノーツには載せないように求めたという。
「彼女の希望を尊重したよ」とジャスティン・ヴァーノンは説明している。「大抵の場合、一緒に作業もしてないのに、共同作業について訊かれるのは嫌なものだからね。僕はそれはよくわかる。これはいつも観ているお気に入りのYouTubeの映像から取ったんだ。1981年の彼女がウォーミング・アップしてるビデオで、メイクした後“Wild Heart”を歌うんだけど、僕の意見では、これが全然まともに録音されていないんだ。彼女が歌っていて、誰かがオフステージでハーモニーを歌ってるっていう美しい映像があってね。素晴らしい音楽なんだ。そのなかから、ほんの少し『wild wild wild heart』っていう部分をサンプリングしてるんだよね」
『22、ア・ミリオン』には奇抜なタイトルの楽曲がいくつかあるが、それらをどう発音するのか、ジャスティン・ヴァーノンはいくつか説明する機会ももうけている。例えば、“29 #Strafford APTS”は「29 ハッシュタグ・ストラッフォード・アパートメンツ」で、” 666 ʇ”は「666アップサイド・ダウン・アロー」そして“____45_____”はただ「45」と読むという。
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