ブルース・スプリングスティーンが9月27日に全世界同時刊行する自伝『ボーン・トゥ・ラン. ブルース・スプリングスティーン自伝』の執筆について語っている。
自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』は、2009年、Eストリート・バンドとのスーパーボウルのハーフタイム・ショウでのパフォーマンス後、本の執筆に取りかかり、7年をかけて完成したもので、少年時代から、Eストリート・バンドと共に成功を勝ち取っていった半生を綴った、500ページにも及ぶものになるという。
今回、オフィシャル・サイトに自伝の執筆について語る動画を公開し、ブルース・スプリングスティーンは自伝を書こうと思ったきっかけを次のように語っている。
「2009年にスーパーボウルでのパフォーマンスをやった後に、ウェブサイト用に短いエッセイを書き始めたんだけど、書いてみるっていうのはいいアイディアだなと感じたんだ。それで、その声に従って、もうちょっと書いてみることにしたんだ。どうなるか見てみようってね。なので、最初は本にしようとか、何かにしようとか、子供たちに見せようとか、何も考えてなかったんだよ。だから、最初に何を考えていたか、そこに立ち戻って、ゆっくり書き始めたんだ」
「断続的に7年間にわたって書いたんだけど、急ぐことはなかったんだ」と彼は続けている。
「まあ、書けるだけ書いてみようって感じだったからね。そして、そうやって書く時間というのは過去のことに新鮮さを取り戻す機会となったんだよね」
「最初の手書きの原稿から2〜3度は全編書き直したね。ソングライティングのプロセスとすごく似てるんだ。最初に考えたことを書き留めるだろ。それが青写真になる。そして、検討できるところがないか見ていくんだ。それで、それぞれのヴァースに取り組んでいって、書き直すんだよ」
「一番大変だったのは本の第三章で、現在について書かなければならなかったからね。だって、人生の中でも今一緒にいる人についてだからね。最も挑戦しなければならないパートだったよ。過去のことについてはたくさん自由な部分があるんだけどね」
ブルース・スプリングスティーンが自伝の執筆について語る映像はこちらから。
自伝刊行に合わせて18曲収録のコンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』が9月23日にリリースされることも決定している。
このコンピレーション・アルバムは自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』のテーマに合わせて、ブルース・スプリングスティーン自ら選曲したもので、アルバムは10代のブルース・スプリングスティーンがヴォーカルとギターを担当していたバンド、ザ・キャスティルズの2曲の音源で幕を開ける。そして、アルバムは2012年発表の『レッキング・ボール』のタイトル曲“Wrecking Ball”で締めくくられる。アルバムに収録される18曲のうち5曲が未発表曲になっている。
アルバムの予約はこちらから。
リリースの詳細は以下の通り。
ブルース・スプリングスティーン『チャプター&ヴァース』
Bruce Springsteen/Chapter & Verse
国内盤2016年9月23日発売予定 (US9/23)
SICP- 4985 1CD ¥2400+税
1. Baby I — The Castiles (recorded May 2, 1966, at Mr. Music, Bricktown, NJ; written by Bruce Springsteen and George Theiss; previously unreleased) / ベイビー・アイ(未発表曲)
2. You Can’t Judge a Book by the Cover — The Castiles (recorded Sept. 16, 1967, at The Left Foot, Freehold, NJ; written by Willie Dixon; previously unreleased) / ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー (未発表曲)
3. He’s Guilty (The Judge Song) — Steel Mill (recorded Feb. 22, 1970, at Pacific Recording Studio, San Mateo, CA; previously unreleased) / ヒーズ・ギルティ(ザ・ジャッジ・ソング) (未発表曲)
4. Ballad of Jesse James — The Bruce Springsteen Band (recorded March 14, 1972, at Challenger Eastern Surfboards, Highland, NJ; previously unreleased) / バラード・オブ・ジェシー・ジェイムス (未発表曲)
5. Henry Boy (recorded June 1972, at Mediasound Studios, New York, NY; previously unreleased) / ヘンリー・ボーイ (未発表曲)
6. Growin’ Up (recorded May 3, 1972, at Columbia Records Recordings Studios, New York, NY; previously appeared on ‘Tracks’) / 成長するってこと(1998『トラックス』収録)
7. 4th of July, Asbury Park (Sandy) (1973, ‘The Wild, The Innocent & the E Street Shuffle’) / 7月4日のアズベリー・パーク(サンディ)(1973『青春の叫び』収録)
8. Born to Run (1975, ‘Born to Run’) / 明日なき暴走(1975『明日なき暴走』収録)
9. Badlands (1977, ‘Darkness on the Edge of Town’) / バッドランド(1978『闇に吠える街』収録)
10. The River (1980, ‘The River’) / ザ・リバー(1980『ザ・リバー』収録)
11. My Father’s House (1982, ‘Nebraska’) /僕の父の家(1982『ネブラスカ』収録)
12. Born in the U.S.A. (1984, ‘Born in the U.S.A.’) / ボーン・イン・ザ・USA(1984『ボーン・イン・ザ・USA』収録)
13. Brilliant Disguise (1987, ‘Tunnel of Love’) / ブリリアント・ディスガイズ(1987『トンネル・オブ・ラヴ』収録)
14. Living Proof (1992, ‘Lucky Town’) / リヴィング・プルーフ(1992『ラッキー・タウン』収録)
15. The Ghost of Tom Joad (1995, ‘The Ghost of Tom Joad’) / ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(1995『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』収録)
16. The Rising (2002, ‘The Rising’) / ザ・ライジング(2002『ザ・ライジング』収録)
17. Long Time Comin’ (2005, ‘Devils & Dust’) / ザ・ロング・タイム・カミン(2005『デヴィルズ&ダスト』収録)
18. Wrecking Ball (2012, ‘Wrecking Ball’) / レッキング・ボール(2012『レッキング・ボール』収録)
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