スティングは、自身の新作がデヴィッド・ボウイに影響を受けていると語っている。
現在64歳であるスティングは、自身の通算12作目となるソロ・スタジオ・アルバム『フィフティセヴンス&ナインス』を今秋リリースする。わずか4ヶ月でレコーディングを終えたこのアルバムのタイトルは、彼がニューヨークにあるレコーディング・スタジオに通うために使った道路から名付けられている。
『エンターテインメント・ウィークリー』にアルバムの作曲作業について語った際、スティングはデヴィッド・ボウイの事を「不滅」と称し、追悼の意を表明している。
ロック・スターの死に関する歌詞のある“50,000”について語った際、スティングは次のように語っている。「デヴィッド・ボウイが最初に亡くなって、その次にレミー、それに僕の友人のアラン・リックマン、そしてプリンス。まるで将棋倒しのようだった。本当におかしな時期だったよね。だって、こうした人たちは不滅かのように思っっていたのに、突然、僕たちなんかと同じように亡くなってしまったんだ」
「本当に興味深いのが、成功はこう大きな光みたいなものだけど、どんな光も暗い影を作ってしまうんだ」と彼は続けている。「知恵は両方を操れるようになって初めて得られるようになるんだと思う。僕も哲学的になってきちゃったけどさ」
スティングは、このアルバムに大きな影響を与えたものとして、気候変動と、新しく移り住んだニューヨークの家を挙げている。
「移動中にいろんなことに思いを巡らせることが多いんだけど、そういう意味では(ニューヨークは)本当に僕のためになる街だね」と彼は思い返している。「通行人、交通量、騒音、建築物、ニューヨークの規格外の大きさそのすべてが僕の頭を刺激するんだ」
『フィフティセヴンス&ナインス』は、スティングの2013年リリースの『ザ・ラスト・シップ』以以来、初のソロ・アルバムとなっている。今年7月、米『ローリング・ストーン』誌に“50,000”は、プリンスが亡くなった週に書いたと語っており、この曲について「僕らの文化における象徴的な存在が一人でも亡くなると、僕ら全員がどれだけショックを受けるかについて語っているんだ」と述べている。
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