マリオンのシンガーであるジェイミー・ハーディングは放火の罪で懲役2年8ヶ月を宣告されている。
裁判所によると、ジェイミー・ハーディングはガールフレンドが自分の電話に出なかったとの理由でガールフレンドの服に火を放ったという。
ブリットポップ期にレディオヘッドやモリッシーのサポートを務めたマリオンだが、マンチェスターのミンスハル・ストリート刑事法院が聴取したところによると、ジェイミー・ハーディングは今年2月、ライターでガールフレンドの服2着に火を点けたと言う。ハーディングは火を消そうと試みたものの、消防隊を呼ばざるを得なかったのだと言う。
マリオンは昨年亡くなったザ・スミスの初代マネージャーであるジョー・モスによってマネージメントを手がけていた。ジェイミー・ハーデイングの広報担当者によれば、ジョー・モスが亡くなって以降、塞ぎこむようになり、再びドラッグに手を出すようになったとのことで、それで今回の放火に至ることになったという。
マリオンはイングランド西部のチェシャー州で1993年に結成され、”Let’s All Go Together”や”Time”で全英トップ40入りを果たし、ジェイミー・ハーディングの薬物中毒で1999年に解散に至るまでにアルバム『ディス・ワールド・アンド・ボディ』、『プログラム』をリリースしている。
マリオンは他に、現在ニュー・オーダーでギタリストとして活躍するフィル・カニンガムも在籍していた。
マリオンは一度2006年に再結成してシングル”Can’t Stop Now”をリリースし、再結成ツアーも成功を収めている。しかしながら、ジェイミー・ハーディングの薬物依存が再発し、注射針が原因で病気になり心臓の手術を受けている。
マリオンは2011年に再びツアーのため再結成し、『アライヴ・イン・マンチェスター』をリリースしている。ハーディングの健康上の理由で新作スタジ・オアルバムの話は消滅していたが、ナルコティックス・アノニマス(薬物依存者の相互援助団体)で援助を受けた後、生前のジョー・モスを再び説得し、マネージメントを依頼していた。
マリオンの2枚のアルバムはデラックス・エディションが9月16日にリリースされる。
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