ロンドンのクラブ・ファブリックは、来場客二人がドラッグに関連して亡くなったのを受けて、セキュリティを強化することを掲げている。
2016年が始まって9週間のうちに、18歳のクラブ客が二人、イースト・ロンドンにあるこのキャパシティ2500人のクラブで亡くなっている。地元・イズリントンの地方議会はこの死亡事件を受けて、ファブリックに28日間の暫定的な営業停止命令を出している。
この営業停止により、ロンドン市長であるサディク・カーンは、ファブリック、地方議会、警察に対して、クラブ客の安全を確保できるような政策を揃って施行するよう、強く要請している。
8月24日、カーン市長は、首都ロンドンのナイトライフを守るため、公式の政策の立案を当局と共同で行う、ロンドンの初代「ナイト・ツァーリ(夜の専制君主)」を指名したいと宣言している。
ファブリックは声明の中で、「非合法ドラッグがクラブの分野で大きな問題になっていて、私たちのようなクラブの多くが、問題への対処に困難を抱えていることを認識しています。私たちはクラブにおけるドラッグを絶対に許さないですし、昨年の12月には、地方裁判事のアリソン氏より法廷で、私たちがこの問題の対処において最良の実践の先導者である、という評価をいただいています」と述べている。
この声明でファブリックはどのようにドラッグを取り締まるかという点で「徹底的な見直しに着手」していることを続け、警察や地方議会と協力して「音楽を愛する人々へ最大限可能な安全な環境」を提供することを約束している。
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