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元音楽マネージャー、プロデューサーとして活躍していたルー・パールマンが亡くなった。享年62歳だった。

ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの成功に感化されて、90年代にかけて彼は史上最も成功したボーイバンド2組、バックストリート・ボーイズとイン・シンクを結成させ、そのマネジメントを手掛けている。加えてLFOやO-タウンといったポップ・グループをいくつも結成させ、マネジメントを手掛けてきた。

しかし、バックストリート・ボーイズとイン・シンクの両グループは後に契約が不公平だとして彼に訴訟を起こしている。2006年には、大規模なポンジ・スキームによる出資金詐欺を行い、約300億円の負債を蓄積していたとして告発されている。共謀、不正資金浄化、破産手続き中の虚偽の陳述に関して有罪を認め、2008年には25年の禁固刑判決を受けている。

彼は8月19日に刑務所で亡くなっているが、死因は明らかにされていないと『ピープル』誌は伝えている。彼の刑期である25年間及び300ヶ月は、彼の負債を1億円ごとに1ヶ月と換算した数字を表している。しかし、負債を返済することができれば1億円ごとに1ヶ月ずつ刑期が短縮されることが定められていたにもかかわらず、彼は刑期を短縮しようとはしなかった。

元イン・シンクのメンバーであるランス・バスが彼の死についてツイートしている。「ルー・パールマンが亡くなったらしいね。彼は信用できるビジネスマンではなかったかもしれないけど、彼の力無しでは今日こうして僕は大好きなことをしたりできなかっただろうと思う。ルーよ、安らかに。」

同じくイン・シンクのメンバーだったジャスティン・ティンバーレイクは次のようにツイートしている。「彼が安らぎを見つけることを願うよ。神の御加護を。安らかに、ルー・パールマン」

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