レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフロントマンであるアンソニー・キーディスは、コンサートでの携帯電話による撮影について自身の思いを語っている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースしており、先月7月24日には第1回に出演したフジロックフェスティバルでヘッドライナーを務めている。
仏『ジャーナル・ドゥ・モントリオール』紙のインタヴューにて、ライヴでの観客による携帯電話での撮影について語っている。
「最近の問題はさ、コンサート中のカメラだよね。あれってその瞬間を生きるのを妨げちゃうことになるんだよね。メガバイトの写真なんかを持っていても、それって重要じゃないんだよ。心だったり記憶だったりの中にそうしたものを持っている方がずっといいと思うんだ。俺たちは観客が携帯電話をポケットの中から取り出そうと思わないような、俺たちを直接観ようとするような、そんなライヴをするようにしてる。大抵、それはかなり上手くいくんだよ」
また、彼はライヴ・パフォーマンスについては次のように語っている。「俺はライヴの日に早まって興奮しすぎないよう、時間とともにリラックスできるようになったんだ。興奮したら、アドレナリンが分泌されるんだけど、俺は定刻通りにそれが来ることが大好きなんだ。これは良好なパフォーマンスのために化学的にも重要なことなんだ」
アンソニー・キーディスは先日、自身の心の闇について、ジョン・フルシアンテとの象徴的なエピソードを明かしている。
アルゼンチンのテレビ番組「ラ・ヴィオラ」のインタヴューに答えたアンソニー・キーディスは、自身の心の闇をめぐるジョン・フルシアンテとのやりとりを明かしている。
「闇っていうのは美しいものなんだ。だって、光を探すことを可能にしてくれるわけだからね。10年ぐらい前なんだけど、東インドの方法を使って、俺から心の闇を取り除こうとした女性と会ってたんだ。俺の額に熱いオイルをかけるっていうものなんだけどさ。友達全員のなかでもジョン・フルシアンテがそれに気づいてね。『アンソニー! ダメだよ。心の闇を取り除いちゃ。クリエイティヴィティのためには必要なんだよ』って感じでさ。俺も『ジョンが正しいかもしれない』と思ったんだよね」
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