9月9日にスタジオカナルによって修復されたバージョンでイギリスにて上映されるデヴィッド・ボウイ主演の『地球に落ちて来た男』だが、そのトレイラー映像が公開されている。
『地球に落ちて来た男』でデヴィッド・ボウイは、トーマス・ジェローム・ニュートンという名の、砂漠化した星に水を取り戻すため地球にやってきた宇宙人を演じており、この秋にロンドンで上演予定のデヴィッド・ボウイによるミュージカル「ラザルス」もトーマス・ジェローム・ニュートンのストーリーを語るものとなっている。
修復された映像による新たなトレイラー映像はこちらから。
映画『地球に落ちて来た男』は40周年を記念して9月9日よりイギリス中で劇場公開され、10月24日にはスタジオカナルがフィルムを修復したバージョンのブルーレイととDVDが、コレクターズ・アイテムとして発売予定となっている。
今回の公開に合わせて、これまで一度もリリースされてこなかった『地球に落ちて来た男』のサウンドトラックもリリースされることが決定している。
サウンドトラックがなぜリリースされなかったのかについては、多くの憶測を呼んでいるものの、理由はよく知られていない。今回、紛失されていた録音テープの発見により、オリジナル音源がリマスターされ、CDとアナログ盤、そして多数のレア写真とパオロ・ヒューイットによる映画についてのエッセイが掲載された48ページからなるハードバック・ブックのデラックス・ボックスが発売される。ブックレットには、映画の編集を務めたグレアム・クリフォードによる文章も掲載されており、実は映画の制作中は、ピンク・フロイドのアルバム『狂気』の音楽を仮でサウンドトラックとしてあてていたことが暴露されている。
「オリジナル・カットでは、ピンク・フロイドの『狂気』の音楽を全編で使用しました。アルバムの中のすべての曲を使ったのです。映画の最後の曲だけが、ピンク・フロイド以外の音楽でしたが、まるで、映画があのアルバムのスコアのために創られたかのように、うまくはまったと思います! 実際に誰かが本気で、『狂気』の音楽を使用する許可を取ろうと努力したのかどうかは不明ですが、結局、それは実現しませんでした」
『地球に落ちて来た男』のサウンドトラックは2枚組CDが9月9日に、2枚組LP&2枚組CD入りボックス・セットが11月18日に海外でリリースされる。日本盤は両フォーマットとも11月の発売を予定している。
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