ピンク・フロイドは1970年代の3作品をアナログ盤で再発することを発表している。
この再発はピンク・フロイドのアルバムをアナログ盤で再発するプロジェクトの第2弾となっており、今年6月には第1弾としてバンドの最初の4作品が再発されている。
今回再発されるのは『原子心母』、『おせっかい』、『雲の影』となっており、180gの重量盤で9月23日にリリースされる。
『原子心母』は1970年にリリースされ、ピンク・フロイドにとって初の全英1位を獲得したアルバムとなっている。ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『砂丘』のサウンドトラック制作で大変な思いをした後に本作のレコーディングは行われている。アルバムは6曲の組曲“Atom Heart Mother”によるA面と、シングル“Summer 68”や3曲の組曲“Alan’s Psychedelic Breakfast”を収録したB面で構成されている。
『原子心母』のツアーの合間にレコーディングされた『おせっかい』は1971年にリリースされている。以前はバンドの代名詞だったサイケデリックな要素が減った『おせっかい』には、アナログ盤B面全体となる23分の楽曲“Echoes”が収録されている。また収録曲“Fearless”ではリバプールFCのサポーターが歌う“You’ll Never Walk Alone”がサンプリングされている。
『雲の影』は1969年リリースの『モア』以来となるサウンドトラック作品で、バーベット・シュローダー監督のフランス映画『ラ・ヴァレ』のサウンドトラックとなっている。アルバムは映画とは別に1972年にリリースされた。
ピンク・フロイドは全アルバムを最終的にアナログ盤で再発する予定となっている。
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