ナイン・インチ・ネイルズの元キーボーディストのジェームズ・ウーリーが亡くなった。
この訃報については元妻のケイト・ヴァン・ビューレンがフェイスブック上で発表している。ジェームズ・ウーリーは1991年から1994年までナイン・インチ・ネイルズに在籍し、『ブロークン』、『ザ・ダウンワード・スパイラル』の制作に携わっている。
ケイト・ヴァン・ビューレンによる投稿の全文訳は以下の通り。
「私はジェームズ・ウーリーに1991年の後半、ロサンゼルスのサンセット・ソーシャル・クラブで出会ったの。私は友人のタチアナと一緒にいて、その時演奏してたバンドを楽しんだ後に女子トイレの長い列に並んだの。ジェームズはそのすぐ近くに座っていたわ。話し始めてからはもう一目惚れだったわ。数週間後になるまで彼がナイン・インチ・ネイルズのキーボーディストっていうことを知らなかったわ」
「彼はシャロン・テイトの家に泊まってて、そこでバンドと一緒に『ザ・ダウンワード・スパイラル』のレコーディングをしていたんだけど、私もヴェニス・ビーチのオーシャン・フロント・ウォークの小さなマンションに住んでたから、毎日、夕日が沈むのを一緒に眺めてたわ」
「ジェイムズは本当に努力家でね、ナイン・インチ・ネイルズでももちろん頑張っていたわ。キーボード演奏に格好良さを出すのってギターやドラムほど簡単じゃないのよ? その当時は本当に魔法のようで、ちょっとした冒険だったわ! ナイン・インチ・ネイルズでの活動をやめてからは、トパンガ・キャニオンに引っ越して、結婚して、家族として暮らし始めたわ。ジェイムズはそれからロブ・ハルフォードのバンド、2WOで少し活動をしてから、様々なグループのために曲を作ってたわ。あと、『ザ・シンプソンズ』のサウンド・デザインも手がけていて(あのオナラの音は本物よ)、自分のバンドであるヴォイドのための曲もホーム・スタジオで取り組んでたわ」
「私たちの結婚生活は終わりを迎えてしまったけれども、ジェームズと子供の距離はいつも近かったの。父親であることを本当に楽しんでいたわ! 首と背骨の怪我のせいであまり身体を使う遊びは子供たちとはできなかったけれど、子供たちと一緒に座って絵を描いたり、ピアノを教えたり、一緒にぼーっと自然を眺めたりは良くしてたわ。3人の子ども全員が彼の素晴らしい音楽的・芸術的才能を受け継いでるわ!」
「ジェームズは今週亡くなったわ。ブレンデン、マリー、アンナ、そしてウーリー一家とその愛する人々全員のために祈って欲しくて友達みんなに知って欲しかったの。」
「ジェームズ・ウーリーとの思い出話や写真などあれば是非ここでも、彼のフェイスブックでも共有してね」
「安らかに。ジェイムズ・ジョセフ・ウーリー 1966-2016 寂しくなるわ」
ジェームズ・ウーリーが出演している“Wish”のミュージック・ビデオはこちらから。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.