GETTY

Photo: GETTY

ロンドン市長のサディク・カーンが、ナイトクラブのファブリックの閉店を阻止しようとする呼びかけに反応を示している。

ロンドンのナイトクラブのファブリックでは、2人のティーンエイジャーがドラッグの過剰摂取の疑いで死亡したことを受けて営業免許を剥奪され、無期限の営業停止となっている。

今月、18歳の男性がクラブの外で倒れ、その後まもなく亡くなったことが宣告されている。6月にも同クラブでは病気を患っていた別の18歳が倒れている。

ツイッター上で、サディク・カーンはロンドン警視庁とイズリントン地方議会に対し、クラブが再び営業開始するのを認める決断をするよう促していることを明らかにしている。

彼は「私は、ファブリックと警視庁とイズリントンに対して、クラブ・メンバーの安全とクラブの未来を保護するような取り組みを模索するように促しています」とツイートしている。

スクリーム、ダニエル・エイヴリー、スキューバ、レーベル「バターズ」の共同設立者であるイライジャといった多くの著名なDJ達が、市長にファブリックのための仲裁に入るよう懇願していた。

「ヘイ、サディック市長、もしもあなたがロンドンのナイトライフをサポートすることを真剣に考えてくれているのなら、ファブリックを開店させるのにあなたの助けが必要なんだ。今が動き出す時なんだよ」

一時的に先週末、営業を停止していたが、「BBCニュース」は営業審査を今後28日以内に受けるまで営業停止となることを報じている。

ロンドン警視庁の広報担当は次のように述べている。「クラブの来場者の安全を懸念してこのような処置が必要だと当局は感じています。Aクラスのドラッグが会場では提供され、クラブに関連して2人の若者が最近亡くなったためです」

ファブリックは進行中の事態について声明を発表していないが、先週末の営業停止に先立って、次のように述べている。「この2年間というもの、事件なくファブリックは運営されてきました。しかし、ここ9週間のうちに二人の18歳の若者がドラッグのオーヴァードーズの結果として亡くなりました。何が起こっているかを把握するためにも、調査の間は警察や関係当局に同意して、営業を見合わせることになりました。そのため、今週末は営業を停止します」

過去3年以上にわたってファブリックはドラッグ関連の事件についてロンドン警視庁とイズリントン区より厳しい検査を受けてきた。

2014年12月には過去3年間のうちに4人が亡くなったことを受けて、ロンドン警視庁がイズリントン区に対して営業免許の剥奪を求めていた。

ファブリックはその後、麻薬犬やIDスキャンを含めて、厳密な環境下で営業を続けてきた。しかし、クラブはそうした方針と闘い、2015年12月にはそうした営業状況を変える決定を勝ち取っている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ