Jordan Curtis Hughes

Photo: Jordan Curtis Hughes

ザ・リバティーンズが7月28日に北ロンドンのカムデンにあるザ・ブルース・キッチンで2時間に及ぶサプライズのゲリラ・ライヴを行ったことが明らかになっている。

このライヴはいかなる公式での発表がなかったにもかかわらず、口コミでキャパシティ265人の会場に数百人が押しかける状況になったという。多くの観客が通りに残されたまま、バンドは夜10時過ぎにステージに立っている。

その夜の早く、4人のメンバーは会場近くのパブ、ザ・ダブリン・キャッスルで飲んでいて、ピート・ドハーティは告知せずに少人数の観客の前で“Albion”を披露しようとステージに立とうとし、カール・バラーもドラムで加わろうとステージに立つことにしたという。

それを受けて、ピートとカールの2人はザ・ダブリン・キャッスルから近くのブルース・キッチンまで、ベースのジョン・ハッサール、ドラムのゲイリー・パウエルや、ザ・ダブリン・キャッスルの常連たち歩いていくことになった。

ザ・リバーティンズはこの日全体で28曲を演奏しており、観客はリクエストを叫び、4人のメンバーは代わる代わる何度もステージダイヴを行っていたという。

ある時、ピート・ドハーティは観客に向かって「クラウドサーフィンでステージからバーまで行くのが」カール・バラーの夢なんだと伝え、カール・バラーはそれをすぐに好機と見たという。バーに連れていかれた後、数分後にラムの瓶を手にステージに戻ってきたカールは、ピート・ドハーティの口にそれを注ぎ込み、2004年発表のバンドの人気曲“What Katie Did”のギター・ソロを弾きながら、ステージに跪くことになった。

復活シングル“Gunga Din”やカムデンについて言及した“Fame & Fortune”も含む、新作『リバティーンズ再臨(Anthems For Doomed Youth)』の楽曲も披露された。

他にも、カヴァー曲も数多く披露され、ザ・ストロークスの“Someday”や、ザ・クラッシュの“Rudie Can’t Fail”をはじめ、さらに風変わりなところでは、80年代のティファニーによるカヴァーが有名な、リッチー・コーデルの“I Think We’re Alone Now”といった楽曲も披露されることにった。ちなみに、“I Think We’re Alone Now”はこの日最大のシンガロングを生んだ場面の一つだったという。

ピート・ドハーティは度々、自らの赤のギブソンを度々客席に投げ入れ、多くの観客がステージに上がり、ピート・ドハーティとカール・バラーは、なんとかマイクを探して、チャス&デイヴの“Knees Up Mother Brown”をアカペラで丸々1曲歌ったものの、0時過ぎにライヴは一時中断され、彼らはステージを降ろされることになった。

バンドはこの日、エイミー・ワインハウスの“Tears Dry On Their Own”やザ・ストーン・ローゼズの“I Wanna Be Adored”のカヴァーも披露している。

ステージを降りる前にカール・バラーはリバティーンズとして「どこかの時点ですぐにもう一度やりたいな」と言ったという。ザ・ブルース・キッチンは、ザ・リバティーンズが2004年以来、4人のメンバーで行うライヴとしては最も小さい会場となっている。

この日のセットリストは以下の通り。

‘Fame & Fortune’
‘Death On The Stairs’
‘Boys In The Band’
‘Begging’
‘Gunga Din’
‘Time For Heroes’
‘Campaign Of Hate’
‘Vertigo’
‘Anthems For Doomed Youth’
‘The Ha Ha Wall’
‘Barbarians’
‘France’
‘Can’t Stand Me Now’
‘What Katie Did’
‘What Became Of The Likely Lads’
‘Don’t Look Back Into The Sun’
‘I Wanna Be Adored’ (Stone Roses Cover)
‘We’ll Meet Again’ (Vera Lynn Cover)
‘I Think We’re Alone Now’ (Ritchie Cordell Cover)
‘Someday’ (The Strokes Cover)
‘Rudie Can’t Fail’ (The Clash Cover)
‘The Good Old Days’
‘Music When The Lights Go Out’
‘Tears Dry On Their Own’ (Amy Winehouse Cover)
‘Hired Gun’ (Alan Wass Cover)
‘What A Waster’
‘I Get Along’
‘Knees Up Mother Brown’ (Cover of ‘cockney classic’)

ファンによる投稿は以下の通り。

Libertines played strokes/clash mashup

A video posted by Matt (@matt22sound) on

Libertines secret set, big Rick goes down @rickstagram

A video posted by Grace Doolan (@gracehdoolan) on

Here now at the blues kitchen #libertines

A video posted by Matt Wilkinson (@w1lko) on

The end… @thelibertines #thelibertines #petedoherty

A video posted by Sonny Gill Dulay (@sonnygilldulay) on

Libertines #libertines

A video posted by Matt (@matt22sound) on

LIBERTINES SECRET SET

A video posted by Danny Hurley (@dannyhurleyy) on

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