先日、“Stairway to Heaven”の盗作をめぐる裁判で勝訴したレッド・ツェッペリン側だが、その裁判費用として80万ドル(約8000万円)を求める訴訟では敗れている。
判事のR・ゲイリー・クラウスナーは、著作権をめぐる裁判が根拠のないものではなかったため、訴訟費用やその他の経費を求める権利はないという判決を下している。
バンドは、スピリットのギタリストであるランディ・カリフォルニア(本名:ランディ・ウルフ)の管財人であるマイケル・スキッドモアから、1968年発表の楽曲を盗作したとして訴えられていた。スピリットはレッド・ツェッペリンと1968年、1969年に一緒にツアーを行っている。
今年6月に陪審員裁判が行われ、“Stairway to Heaven”については盗作は行われていないと判断され、レッド・ツェッペリンは勝訴している。
しかし、この判決を受けて、マイケル・スキッドモアは抗告を求める審判請求書を提出している。
審判請求書には次のように書かれている。「ランディ・ウルフの管財人である原告のマイケル・スキッドモアは2016年6月23日に下された最終判決について合衆国連邦第9巡回区控訴裁判所に対して抗告することを御留意いただければと思います。あの判決や中間判決、その命令が裁判を起こすこととなり、そうしたすべてを含めて抗告します」
また、レッド・ツェッペリンは47年間失われていた楽曲を含む『ザ・コンプリート・BBCセッションズ』をリリースすることを発表している。
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