AC/DCのギタリストであるアンガス・ヤングは、最新インタヴューで今年の5月からブライアン・ジョンソンの代役を務めているガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズについて語っている。
ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは、ブライアン・ジョンソンがツアーをやめるか、さもないと聴覚を永久に失う可能性があると医師に診断されたのを受けて、代わりにフロントマンを務め、既にヨーロッパ・ツアーを行っている。
米『ローリング・ストーン』誌の取材に応えたアンガス・ヤングは次のように語っている。
「彼は本当に良い奴だよ。彼は準備を怠らないんだ。一緒にやる前に俺たちは座っておしゃべりして、何の曲をやりたいのか出し合ったよ。きっと彼も楽しんだと思うよ。俺たちもそうだったし。初めは足の怪我のせいでデイヴ・グロールから借りた椅子に座っているしかなかったんだけど、動けるようになるとすぐにステージを駆け回るようになったよ」
また、アクセル・ローズはいかにしてブライアン・ジョンソンの代役を務めたのかという問いに対してこう答えている。
「アクセル・ローズは俺たちの制作スタッフと連絡を取ってきて、『彼らのことはよく知っているし、働く上での倫理もある。彼らはツアーを確実に終えたいはずなんだ』と言って、彼は自分から申し出てくれたんだ。そして、アトランタで準備していたリハーサル場所に現れたんだよ。既に彼は個人練習を終えた状態で、”Touch Too Much”(1979年のアルバム『地獄のハイウェイ』の収録曲)みたいな曲もいくつか用意してて、『この曲できる?」』『無理、俺たちは準備できていない』みたいなやり取りをしたんだよね。俺たちは全然、そうした曲をライヴでプレイしようとは思ってなかったからね」
アクセル・ローズの声に関する質問については次のように語っている。「彼はどちらかというとボン・スコットのスタイルに近いね。つまり、ロックンロール色が強い。加えて、彼には彼自身の気取らないユーモアみたいなのがあるんだ。すごく気の利いたジョークを言うんだ。あと、アクセル・ローズは並外れた声域を持っている。ボン・スコットの曲では彼のある一面を聴くことができる。その上、彼はさっと翻って、より音域の高いブライアン・ジョンソンもやってのけるんだ」
AC/DCは今月末より北米で10公演を行うことが発表されている。
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