ア・トライブ・コールド・クエストのメンバーで、亡くなったファイフ・ドーグは、彼の故郷であるニューヨークのクイーンズの交差点が彼の名前にちなんだものになることが決定している。
本名をマリック・イザク・テイラーというファイフ・ドーグは、1990年に糖尿病と診断されており、その合併症により3月に亡くなっている。彼の死はヒップホップ界において広範にわたる哀悼で迎えられ、ケンドリック・ラマーやカニエ・ウェストといったアーティストが胸を打つ追悼の意を表明している。
今回、彼の故郷であるアメリカのクイーンズ区において交差点への命名という形で彼への追悼が行われている。クイーンズ近隣のセイント・オールバンズにあるリンデン・ブールヴァードと195ストリートの交差点が「テイラー・ウェイ」から「マリック・ファイフ・ドーグ」に改名される予定となっている。
リンデン・ブールヴァードはア・トライブ・コールド・クエストが度々言及していることからも、グループの歴史においてとりわけ重要な意味を持っている。名作として知られるセカンド・アルバム『ザ・ロウ・エンド・セオリー』からのファースト・シングル、“Check The Rhime”でもその通りの名前が挙げられている。「リンデン・ブールヴァードでの頃は/よく練習をやって、その存在感を磨いてたものだった」
リンドン・ブールヴァードで撮影された”Check The Rhime”のミュージック・ビデオはこちらから。
ア・トライブ・コールド・クエストのファンは今年3月にファイフ・ドーグの名前を遺すキャンペーンをスタートさせており、今回の措置はそれに応えたものと見られている。
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