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ピーター・フックは自身の在籍していた時代のニュー・オーダーを振り返った新たな著書を刊行する予定だという。

ピーター・フックは以前にもマッドチェスターの盛衰について『ザ・ハシエンダ』を、ジョイ・ディヴィジョンの短いキャリアについては『アンノウン・プレジャーズ』という著書を執筆している。

10月6日に刊行される3作目となる著書『サブスタンス:インサイド・ニュー・オーダー』はバンドの成功と2007年の最終的な脱退について描いたものになるという。

「本当にその後のことについては考えていなかったんだ。ある種、起こってしまった感じなんだ。かつてジョイ・ディヴィジョンだったバンドが、次に集まってみたら、新しいバンドになってたんだ」とニュー・オーダーの結成について彼は語っている。

ニュー・オーダーの面々はピーター・フック抜きでバッド・ルーテナント名義で活動していたが、2011年にニュー・オーダーとして復帰を果たしている。一方、ピーター・フックはその後ピーター・フック・アンド・ザ・ライトを結成している。

ピーター・フックは昨年、印税を巡って彼の以前のバンド仲間に対して訴訟を起こしている。

ニュー・オーダーを2007年に脱退したピーター・フックは、「元友人」であるバーナード・サムナーとスティーヴン・モリス、そしてジリアン・ギルバートがバンドの収益を管理するために新しい会社を設立し、バンドの名前を「略奪」して、230万ポンド(約4億2000万円)の損失を被ったとして訴えを起こしている。

これを受けて、バーナード・サムナーはピーター・フックとの間で進行している確執に「うんざりしている」と語っている。

バーナード・サムナーは、米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「本当にみっともないことだね。彼のことを気の毒に思うよ。彼は自分からが脱けたのに、後からバンドを辞めたことに文句を言いだした。だけど、こうした訴訟みたいなことをする代わりに、彼は自分で選んだ道がうまくいくように幸運を祈っているよ。奴は本当に怒っている。自分で違った道を歩くことを選んだのに、自分の選択のために他人を責めるなんてお門違いだ。みんなもうんざりしているだろうね。いつも何か後味の悪さを感じるよ」

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