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シンガーソングライターのホールジーが、昨年、デビュー・アルバムのリリースを前に行ったツアー中に流産を経験していたことを明らかにしている。

ニュージャージー州出身のホールジーは、2015年8月にリリースしたデビュー・アルバム『バッドランズ』で全米アルバム・チャート初登場2位を獲得し、シングル“New Americana”もチャート入りしている。その後、ジャスティン・ビーバーのアルバム『パーパス』収録曲の“The Feeling”にも参加している。

米『ローリング・ストーン』誌の最新インタヴューで、ホールジーは悲痛な経験を語り、「昨年ツアー中に妊娠したの」と明かしている。

当時、どんなことを考えていたか、彼女は次のように振り返っている。「何が起こったの?って感じだったの。レコード契約がダメになるの? すべてを失うのかな?とか。それか(妊娠を)受け入れるのか? ファンは何て思うだろう? 世の母たちはどう思うだろう? お堅い中西部で何と思われるのかな? ホントにみんな、何て思うだろう?って、そんなことを考えてたわ」

彼女は続けて、ホテルの一室で流産し、その日もライヴで演奏した経緯について説明している。

「これまでの人生で最も荒れたパフォーマンスだったわ。自分自身について『もう人間だって感じがしない』って感じた人生の瞬間だった。この音楽にせよ、ホールジーにせよ、何であれ自分がやっていることが、妊娠してるって分かった瞬間からそれがダメになるまでの間、自分が決意する上で何よりも優先されてた。ステージを下りた後、駐車場に行って、もうただ嘔吐し始めたの」

ホールジーは、流産したことで「自分を責めた」と言う。「だって、こういうことが起こってしまったのは自分のライフスタイルのせいだったから。酔ってなかったし、ドラッグもやってなかった。働き過ぎってやつよ。数週間おきに入院してたの。だって脱水症状を起こしてて、静脈注射の点滴を控え室に持ち込んでる状態だったから。貧血で、意識が朦朧としてた。ただ、もう体がぶっ壊れちゃったのよ」

「選択肢はあったの」と彼女は続けて、「ポップ・スターになるより、ママになりたかった。この世界のどんなものよりもママになりたかったの」

ホールジーはこのインタヴューの後、ファンのサポートへの感謝をツイッターに投稿している。

親切に励ましてくれたみんな、支えてくれてどうもありがとう。

今回のことを、私をいじめる機会にした人たちへ。いつか理解してくれることを望んでいるって言いたいわ。でも、誰にもこんな目に遭ってほしくない。

https://twitter.com/halsey/status/758774945312800773?ref_src=twsrc%5Etfw

1年前のことだし、乗り越えていくわ。自分の家族を持つことについて、未来がくれる可能性を楽しみにしているわ。

ホールジーは他にも最近のインタヴューで、17歳の時に双極性障害の診断を受けて自殺を図ったことを告白している。

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