オアシスの新作ドキュメンタリーの監督が、映画の制作過程でノエルとリアムのギャラガー兄弟がどう関わっていたかについて語っている。
報じられている通り、昨年のアカデミー賞にノミネートされたエイミー・ワインハウスの伝記映画『Amy』を手掛けたチームは、バンドの初期から成功を収めるまでを描いたオアシスの新作映画『スーパーソニック』を制作している。公開は10月2日に予定されている。
制作会社「オン・ザ・コーナー」のジェイムス・ゲイ・リーと『Amy』の監督であるアシフ・カパディアがこのプロジェクトには参加しており、アシフ・カパディアがエグゼクティブ・ディレクター、そしてマット・ホワイトクロスが監督を務めている。マット・ホワイトクロスはいくつかのコールドプレイのミュージック・ビデオを手掛け、2012年の映画『スパイク・アイランド』の監督も務めている。
マット・ホワイトクロス監督は、最新号の『Q』誌でこの映画の制作過程について語っており、映画に顔出しのインタヴューは含まれないが、その代わりにギャラガー兄弟や他の関係者の声を取り上げながら、当時の映像を振り返る構成になっているという。
「リアムとノエルが同じ部屋にいて、会話をしているような感じなんだ」とマット・ホワイトクロスは語っている。
アーカイヴ映像へのアクセスが許可されていたにもかかわらず、監督はこのように述べている。「問題は当時は何でも撮影されていたわけじゃないという点だ。その頃は、今みたいに誰もが携帯を取り出して撮影してはいないからね」
また、彼はオアシスのギタリストのボーンヘッドが、この映画について「リアムとノエルの意見が過去20年でなにかに一致したのは初めてだよ」と好感触を見せたことについても述べている。
さらに『Q』誌によれば、映画のためにインタヴューを行った際、この兄弟は相手がどんな発言をしていたかなどについて「互いの様子を尋ねあっていた」という。
ノエルとリアムが2人とも映画のプレミアに出席するかを尋ねられたマット・ホワイトクロスは「そうだな。彼らの状況は日々変化しているようだから、誰にも分からないさ。でも、僕だったら2人が揃うほうに自分の家を賭けたりはしないね」と語っている。
リアム・ギャラガーは先日、映画について「聖書のようだ」と評していたが、今回、映画の初公開をマンチェスターではなく、ロンドンで行う計画については反対している。
オアシスについては先日、1997年のアルバム『ビィ・ヒア・ナウ』がリイシューされることも発表されている。
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