先頃、自伝刊行に合わせて18曲収録のコンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』を9月23日にリリースすることを発表したブルース・スプリングスティーンだが、自伝本『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』の日本版も9月27日に全世界同時発売されることが決定している。
また、コンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』の発売日である9月23日は、ブルース・スプリングスティーンの67歳の誕生日となっている。
自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』は、2009年、Eストリート・バンドとのスーパーボウルのハーフタイム・ショウでのパフォーマンス後、本の執筆に取りかかり、7年をかけて完成したもので、少年時代から、Eストリート・バンドと共に成功を勝ち取っていった半生を綴った、500ページにも及ぶものになるという。
自伝の執筆についてブルース・スプリングスティーンは次のように語っている。
自分について書くっていうのは、馬鹿げた行為だとは思う。でも、こういうプロジェクトでは、筆者には1つの誓約がある。読者に自分の心の中を見せるっていうことだ。俺はこの本でそれを試みたんだ」
コンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』は自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』のテーマに合わせて、ブルース・スプリングスティーン自ら選曲したもので、アルバムは10代のブルース・スプリングスティーンがヴォーカルとギターを担当していたバンド、ザ・キャスティルズの2曲の音源で幕を開けるという。そして、アルバムは2012年発表の『レッキング・ボール』のタイトル曲“Wrecking Ball”で締めくくられる。アルバムに収録される18曲のうち5曲が未発表曲になるという。
未発表曲にはブルース・スプリングスティーンがデビュー前に組んでいたバンド、スティール・ミルやザ・ブルース・スプリングスティーン・バンド時代のものや、デビュー・アルバム『アズベリー・パークからの挨拶』をレコーディングし始めた時のデモも含まれている。
コンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』のトレイラー映像はこちらから。
自伝本の詳細は以下の通り。
タイトル:『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』
著者名:ブルース・スプリングスティーン
翻訳者:鈴木恵、加賀山卓朗・他訳
解説:五十嵐正
判型:46判上製単行本
発売日:2016年9月27日(全世界同時発売)
出版社:早川書房
コンピレーション・アルバム『チャプター・アンド・ヴァース』の詳細は以下の通り。
ブルース・スプリングスティーン『チャプター&ヴァース』
Bruce Springsteen/Chapter & Verse
国内盤2016年9月23日発売予定 (US9/23)
SICP- 4985 1CD ¥2400+税
1. Baby I — The Castiles (recorded May 2, 1966, at Mr. Music, Bricktown, NJ; written by Bruce Springsteen and George Theiss; previously unreleased) / ベイビー・アイ(未発表曲)
2. You Can’t Judge a Book by the Cover — The Castiles (recorded Sept. 16, 1967, at The Left Foot, Freehold, NJ; written by Willie Dixon; previously unreleased) / ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー (未発表曲)
3. He’s Guilty (The Judge Song) — Steel Mill (recorded Feb. 22, 1970, at Pacific Recording Studio, San Mateo, CA; previously unreleased) / ヒーズ・ギルティ(ザ・ジャッジ・ソング) (未発表曲)
4. Ballad of Jesse James — The Bruce Springsteen Band (recorded March 14, 1972, at Challenger Eastern Surfboards, Highland, NJ; previously unreleased) / バラード・オブ・ジェシー・ジェイムス (未発表曲)
5. Henry Boy (recorded June 1972, at Mediasound Studios, New York, NY; previously unreleased) / ヘンリー・ボーイ (未発表曲)
6. Growin’ Up (recorded May 3, 1972, at Columbia Records Recordings Studios, New York, NY; previously appeared on ‘Tracks’) / 成長するってこと(1998『トラックス』収録)
7. 4th of July, Asbury Park (Sandy) (1973, ‘The Wild, The Innocent & the E Street Shuffle’) / 7月4日のアズベリー・パーク(サンディ)(1973『青春の叫び』収録)
8. Born to Run (1975, ‘Born to Run’) / 明日なき暴走(1975『明日なき暴走』収録)
9. Badlands (1977, ‘Darkness on the Edge of Town’) / バッドランド(1978『闇に吠える街』収録)
10. The River (1980, ‘The River’) / ザ・リバー(1980『ザ・リバー』収録)
11. My Father’s House (1982, ‘Nebraska’) /僕の父の家(1982『ネブラスカ』収録)
12. Born in the U.S.A. (1984, ‘Born in the U.S.A.’) / ボーン・イン・ザ・USA(1984『ボーン・イン・ザ・USA』収録)
13. Brilliant Disguise (1987, ‘Tunnel of Love’) / ブリリアント・ディスガイズ(1987『トンネル・オブ・ラヴ』収録)
14. Living Proof (1992, ‘Lucky Town’) / リヴィング・プルーフ(1992『ラッキー・タウン』収録)
15. The Ghost of Tom Joad (1995, ‘The Ghost of Tom Joad’) / ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(1995『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード』収録)
16. The Rising (2002, ‘The Rising’) / ザ・ライジング(2002『ザ・ライジング』収録)
17. Long Time Comin’ (2005, ‘Devils & Dust’) / ザ・ロング・タイム・カミン(2005『デヴィルズ&ダスト』収録)
18. Wrecking Ball (2012, ‘Wrecking Ball’) / レッキング・ボール(2012『レッキング・ボール』収録)
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