ファーザー・ジョン・ミスティは、25万ドル(約2,600万円)の報酬でバックストリート・ボーイズの名曲“I Want It That Way”をTVコマーシャルのためにカヴァーしてほしいとのオファーを断ったと語っている。
ファーザー・ジョン・ミスティは、この高額なオファーがブリトーのチェーン「チポトレ・メキシカン・グリル」によるものだったと最近のコンサートでファンに語っている。「僕は『クールだね、キャデラックをちょうど2台買って、互いに衝突させ合うことができるじゃないか』って言ってやったよ」
さらに「コンシークエンス・オブ・サウンド」によれば、彼は「お前たちの忌々しいブリトー・マネーなんかいらねえよ」と語ったという。
どうやらファーザー・ジョン・ミスティがチポトレのオファーを断った後、アラバマ・シェイクスのブリタニー・ハワードとマイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームスがブリトー・チェーンのCMのために“I Want It That Way”をカヴァーすることになったようで、コマーシャルが以下で観ることができる。
コンサート終了後、ファーザー・ジョン・ミスティは次のようにツイートしている。「チポトレの話は要するに、フォーク・ミュージックはただモノを売るよりももっと素晴らしいものかどうかっていう問題なんだ」
Point of the Chipote story was a discussion on whether folk music is good for anything anymore other than just the selling of things
— FARMER JAH MISERY (@fatherjohnmisty) July 26, 2016
彼はまたポーティスヘッドのジェフ・バーロウによる「もらっとくべきだったよ」というツイートに対して、「あのくだらないCMを見たか? (ジョージ・)オーウェルが広告会社に雇われたみたいだよ」と応じている。
@jetfury @pitchfork have you seen this fucking commercial? It's like if Orwell got hired by an ad agency
— FARMER JAH MISERY (@fatherjohnmisty) July 26, 2016
多作のヒットメーカーであるマックス・マーティンが共同で作詞・作曲とプロデュースを手掛けた“I Want It That Way”は、バックストリート・ボーイズの1999年当時のヒット曲で、イギリスでもアメリカでも1位を記録している。
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