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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーは、アメリカには「制度的な人種差別主義」があると語っている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースしている。アルバムはデンジャー・マウスがプロデューサーを務めており、レディオヘッドの諸作で知られるナイジェル・ゴッドリッチがミックスを手がけている。

今週末に行われるフジロックフェスティバル ’16ではヘッドライナーを務める予定となっている。

カナダの情報サイト「CBCオタワ」のインタヴューに答えたフリーは、アメリカの現状について次のように語っている。

「人々が互いに殺し合っている状態、米国に蔓延している制度的な人種差別主義というのは、まさに銃器への救い難い愛着があるからなんだ。テロ、そして、テロへの激しい反発などといった出来事は人々の感情が通じ合っていないために起こってるんだよね」

「君がひどく孤立して、社会とのつながりを断ち、特定の人への反感を持てば、その人は君を嫌うだろう。君がこうして生み出した恐怖や怒りが何かおぞましいものに変わり、君は殺人鬼へと変貌していくんだ。病気だよ。病んでるんだよね。本当に悲しいことだと思うんだ」

先日、フリーは今の時代にロック・バンドをやることについて語っている。

パール・ジャムのギタリストであるマイク・マクレディのインタヴューを受けたフリーは次のように語っている。

「俺たちがキッズの時は、ロック・バンドに入りたいって言ってて、人生をかけてやることだった。何の疑問もなしにやることだったんだよ。でも、今はロック・バンドをやるなんて『クソ馬鹿げてるな。狂ってるよ。二度とまとまな職につけないぜ。何をやってるんだ? 人生を台無しにしてるんだぞ』って感じだろ」

「でも、そんなのクソくらえって感じだよ。気にしないね。これが俺のやりたいことなんだ。これが俺にとってはすべてなんだよ。自分のいるべき場所を見つけたんだ。俺はずっと風変わりで、神経質で、淋しい子供だった。俺は高校でいつもおかまなんて呼ばれてる子供だったんだ。パンク・ロックが家を与えてくれたんだよ。でも、最近はロック・バンドに入りたいって決めたら『素晴らしいね。イメージ・コンサルタントと弁護士とマネージャーを付けなよ。それで、何ができるか見てみよう。子供にとって素晴らしいお金を稼ぐ機会だよ』なんて言われるんだからさ」

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