ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは、メンバーが死ぬまでバンドを続けることを誓い、それが最高のバンドのやることだと語っている。
さらに、セルフタイトルのデビュー・アルバムを1964年にリリースしてから52年経過した今でも、自分たちのベストな音楽をリリースしたいと思っているとも明かしている。
ザ・ローリング・ストーンズが長年続いている秘訣について尋ねられたキース・リチャーズは『ラジオ・タイムズ』誌に対してこう語っている。「続かないなら、本当のバンドではないね。それはグループだ。俺たちはバンドで、本当のバンドっていうのは死ぬまで続けるものなんだ。そういうバンドがビッグになる時もあるけど、せいぜい10年ほどの、特定の世代のものでしかない。テストステロン(男性ホルモン)がなくなれば、文字通り消え去るんだ」
そして、こう続けている。「俺たちは精いっぱい取り組んでいて、誰一人おごった態度をしてるやつはいない。俺たちは今でも最高のレコードと最高のショウを提供したいと思っている。ザ・ローリング・ストーンズを時代遅れにすることなく、何とか人生の一部にしたんだ。それ以外に何をするって言うんだ? 成長じゃなく、少しずつ学んでいくんだ。俺は歳を取ったんじゃない、進化してるのさ」
このインタヴューで、キース・リチャーズはザ・ビートルズのライヴ・バンドとしての資質は「微妙だった」と批判している。
このインタヴューはBBC 2で現地時間7月23日21時より放送されるドキュメンタリー『キース・リチャーズ:ジ・オリジン・オブ・ザ・スピーシーズ』の宣伝のために行われたもので、キース・リチャーズは2007年に93歳で亡くなった母親、ドリスの最期の瞬間も振り返っている。
彼はドリスの最期の言葉について語っている。「母親が『なぜ私なの?、キース』と訊くから、『母さんが93歳だからだよ』って返したんだ。これは思い付いた発言の中でも最高の返しだったね。それから、彼女は『モルヒネって悪くないわね。知ってた?』って言ってね。それが俺に対する母親の最期の言葉だったんだ」
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