Wunmi Onibudo/NME

Photo: Wunmi Onibudo/NME

フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、先月のグラストンベリー・フェスティバルで、自身のバンドの出演がキャンセルとなり、その代わりにフローレンス・アンド・ザ・マシーンが格上げヘッドライナーとなったことへの喜びについて話している。

フー・ファイターズはヘッドライナーとして6月26日金曜夜にワーシー・ファームで行われるグラストンベリー・フェスティバルに出演する予定となっていたが、その1週間前にデイヴ・グロールがスウェーデンの公演で足を骨折したため、出演できないことを発表していた。

『Q』誌によれば、デイヴ・グロールはフローレンス・アンド・ザ・マシーンのヴォーカル、フローレンス・ウェルチと初めて会ったのは「かなり前のこと」で、お互い「すぐに打ち解けた」と話したという。

また、「グラストンベリー・フェスティバルで彼らと共演するのを楽しみにしていたんだ。俺たちがキャンセルした後で代役を探していた時、フローレンス・アンド・ザ・マシーンがそのままヘッドライナーになればいいと思っていたよ。彼らにはその資格があるからね。実際にそうなったという発表を聞いた時には、とても興奮してフローレンスに祝福のメールを送ったんだ」と語っている。

さらにデイヴ・グロールは治療中の足について、フローレンス・ウェルチから医学的なアドバイスをもらっていたことを明かした。フローレンス・ウェルチは4月に行われたコーチェラ・フェスティバルでの演奏中に足を骨折している。

「彼女は折れた骨の回復方法について素晴らしいアドバイスをくれたよ。それと彼らが“Time Like These”をカヴァーするつもりだということを教えてくれたんだ。公演の後で誰かがその映像のリンクを送ってくれたんだが、それを観て俺は赤子のように泣いてしまったんだ。すごく感動したんだよね。この恩は一生忘れないよ。本当に、言葉では言い表せないよね」とデイヴ・グロールは語っている。

その時のステージの様子は、下のビデオでみることができる。フローレンス・ウェルチはカヴァー曲の演奏前、次のように語りかけている。「デイヴ、聴いてるかしら? 私たちはあなたが大好きよ。みんな、あなたのことが大好きなの」

フー・ファイターズは、キャンセル分の代替公演を行うため今年後半にイギリスに戻ってくる予定となっている。

バンドはイギー・ポップをサポートに迎えて9月5日・6日の2日間にわたってミルトン・キーンズ・ボウルでライヴを行うことを発表している。

また、エジンバラのマレイフィールド・スタジアムでもロイヤル・ブラッドをオープニング・アクトに迎えて9月8日に公演が行われる予定となっている。

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