ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは、ザ・ビートルズのライヴ・バンドとしての資質を批判している。
ザ・ビートルズはキャリアの絶頂期である1966年にライヴをやめたことで知られている。ザ・ビートルズは観客の絶叫のためにステージで、自分たちの音が聴こえなかったことに苛立っていたとも言われている。
キース・リチャーズは「ラジオ・タイムズ」に次のように語っている。「音楽的にはザ・ビートルズは素敵なサウンドだし、素晴らしい楽曲も持っている。でも、ライヴ・バンドとしてはどうだ? 彼らは微妙だったよね」
キース・リチャーズはザ・ビートルズとの友情についても楽しんでいたとしたものの、ザ・ビートルズが神秘主義者のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの影響下に入った時に「解消した」と認めている。
キース・リチャーズは次のように語っている。「あいつはクソなやり手の、騙すのが仕事の奴だろ。でも、考えなくちゃいけないのは、ザ・ビートルズのメンバーであるということがザ・ビートルズにとってどんなものであったかだよな。誰かにそれをなんとかしてほしかったんだよ。もうこれ以上、神になりたくなかったんだ。そうしたことすべてをマハリシに当てはめたんだろうな」
このインタヴューはBBC 2で新たに放送されるドキュメンタリー『キース・リチャーズ:ジ・オリジン・オブ・ザ・スピーシーズ』の宣伝のために行われたもので、この番組は現地時間7月23日21時より放送される。番組は第二次世界大戦後のケントで育ったキース・リチャーズの幼少期を追ったものとなるという。
このドキュメンタリーはザ・セックス・ピストルズの映画『ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル』や1950年代のロンドンを描いたデヴィッド・ボウイ出演の『ビギナーズ』で知られるジュリアン・テンプルが監督している。
ザ・ローリング・ストーンズは2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来となる新作に取り組み続けている。バンドは次回作がカヴァー・アルバムになる可能性をほのめかしている。
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