UK全体で1週間にストリーミングされた音楽の総数が初めて5億回に到達した。
英国レコード産業協会(BPI)は、7月16日までの週末に到達したこの記録的な回数は、マーク・ロンソン、リアーナ、そしてエド・シーランのヒット曲によるところが大きいとしている。
タイダル、アップルミュージック、ディーザー、グーグル・プレイ、そしてスポティファイなどの音楽配信サービスでは、1週間のうちに5億500万回のストリーミングが記録されている。BPIのデータによると、イギリスの2015年上半期のストリーミング回数は115億で、下半期は250億回に上ると予想されている。2014年の総数は150億回だった。
YouTubeは統計に含まれていないが、総数に含めた場合、2015年のストリーミング回数は500億回に到達すると予想される。
2015年は今までのところ1億回以上ストリーミングされている曲が約60曲あり、中でもマーク・ロンソンの2014年のヒット曲“Up Town Funk”は未だに人気で、45億回ものストリーミング回数を記録している。アーティストとして最も多い回数を記録しているのはエド・シーランで、今年に入ってから現在までに170億回以上ストリーミングされている。
BPIの最高責任者であるジェフ・テイラーは、ブリット・アウォードで次のように発言している。「1ヵ月で10億回単位のストリーミングの話ができるようになったのは、大変素晴らしいことです。音楽配信サービスがどれだけ早く受け入れられたかをはっきりと示しています」
音楽配信サービスが目覚ましい成長を遂げる一方で、こうしたストリーミングのモデルから離れるアーティストも出てきており、プリンスはジェイ・Zによる音楽サービス、タイダルでしかストリーミング配信を行っておらず、ニール・ヤングはオンラインの音質に意義を唱え、自身の音源をすべての音楽配信サービスから引き上げている。
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