M.I.A.は、来たる新作『エイム』が、最後の自身のソロ・リリースになると認めている。『エイム』はM.I.A.にとって通算5作目のスタジオ・アルバムとなる。
M.I.A.は、アニー・マックによるBBCラジオ1の番組の中でそのニュースを認めており、スクリレックス、ブラックスターとコラボレーションを行った新曲“Go Off”が公開されている。
『エイム』が完全に自身の最後のアルバムになるのかと聞かれ、彼女は「うん、そうなると思うわ。他にしたいことがあるし、少し休みたいのよ」と答えている。しかし、M.I.A.は将来完全に音楽業界から足を洗うということではないようで、次のように続けている。「曲を出したり作ったりすることは確かよ。ただ、アルバムということに関しては、(2015年11月のシングル)“Borders”の後に良い方向に進んでいっただけで、すらすらと曲たちが勝手に生まれてくるような感じだったの。身を任せるしかなかったのよ」
また、M.I.A.は先日、「ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命の権利)」運動についてのコメントを受け、ロンドンでの「アフロパンク・フェスティバル」への出演が取りやめとなっている。同フェスティバルの主催者からの声明は以下の通り。
「アフロパンクは、アフロパンクのショウケースに初めて参加するというファンから、メイン・ステージの満員のお客さんに向かって演奏する参加アーティストまで、イベントに毎年かかわる沢山の方々と、グローバルに常に協力しあってきました」
「アフロパンクの信念の核となる部分は、お互いを学び、境界を壊し、人種や性別、宗教、セックス、文化、そして、生活に生きがいを与えるすべての物についての議論を盛り上げることにあります」
「ファンやクリエイター、アーティストらによる私たちのコミュニティ全体が参加し、お互いにやり取りをすることは、知恵を受け取るだけでなく、可能な限り最も敬意ある形で、それを分け与えることを意味してきました。このコミュニティは、私たちの大きな誇りであり、私たちにとって常に優先すべき存在となっています」
「私たちは、アフロパンクのフェスティバルをロンドンで初めて開催することに興奮し、光栄に思うと同時に、これを成功させたいと考えています。アーティストやコミュニティと状況を議論した結果、M.I.A.のロンドンでのアフロパンクへの参加は取りやめるということで、関係者すべてが同意しました」
M.I.A.は「ブラック・ライヴズ・マター」運動について「ビヨンセやケンドリック・ラマーは、パキスタンの子供たちの命の権利や、ムスリム・ライヴズ・マター、シリア・ライヴズ・マターと語るのかしら?」と発言していた。
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