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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは、ここ15年間のロック・ミュージックを斬り捨て、ギターで革新的なことをした最後のバンドはレディオヘッドだと語っている。

ビリー・コーガンは、先日『エンタテインメント・ウィークリー』誌の取材に答え、ギター・ミュージックの人気が低迷する一方で、エレクトロ・ミュージックやポップ・ミュージックを聴く人が増えた理由について、持論を展開した。

「俺たちは、キーボードやドラムマシン、リバーブを多く使うEDM系のアーティストたちに打ち負かされているよね。彼らは新しいテクノロジーを取り入れているんだ。ギターは新しいテクノロジーじゃないし、限られた手段しか残されていないしね。おそらくレディオヘッドが、ギターでまったく新しいことをした最後のバンドだろうね」

さらにビリー・コーガンは、観客が違うタイプの音楽にどう反応するかについても、自身の理論を詳しく語っている。
「もし、ポップなものだけを聴き、完璧なパフォーマンスと人々の笑顔しか目にしていない観客が、説明のつかない大きな力で、ステージにダークな観念を呼び起こすようなバンドを目の前で見たら、それは貴重なものとなるわけだよね。ここ15年間で、そんなことをやってのけたバンドは現れていないんだよ。みんなが成功したと思うようなバンドは今もなお、そういうことをやってのけてるんだ。例えば、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのようにね。彼らは前の世代からの音楽的な力や言語を使うけど、それでも現代的な成功を収めているんだ」

一方、ビリー・コーガンは、自身が低迷しているジャンルとみなすギター・ミュージックに、復活の兆しをもたらしているバンドの一つとして、ロイヤル・ブラッドを挙げている。
「ロイヤル・ブラッドなどは、その兆しの中で、力を見いだそうとしているね。でも彼らは、ポップ・ミュージックにかなり傾倒している観客を相手にしなきゃなんいわけだよね」

また、ビリー・コーガンは、定期サービスの「ファーム・トゥ・ピープル」を通じて、ヴィーガンとパレオ食を詰め合わせた“職人のテイスティング・ボックス”の販売にも乗り出している。この数量限定のギフト・バスケットは129.95ドル(約16,000円)で、発芽ヘーゼルナッツのバターや、バーボンで燻製した岩塩、ココナッツ・フレーク入りの生チョコレート・バーなどが入っている。

スマッシング・パンプキンズは、「End of Times Tour」と冠したマリリン・マンソンとのアメリカ・ツアーをこの夏行っている。

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