プリンスを担当していた法律事務所が、彼の莫大の遺産をどう分配するか決めることのできる情報を持っているかもしれないという。
現地時間7月13日に出された裁判所命令には、ミネアポリスにある法律事務所、ヘンソン&エフロンがプリンスの遺産の「適切な受取人を決めるのに関連することになり得る内々の情報を持っているかもしれない」と書かれている。
4月にプリンスが亡くなった際、遺書は残されておらず、この事実によって彼の財産を管理するブレマー信託はプリンスの音楽や写真をライセンスすることが難しい状況を迫られている。
誰が莫大な遺産を相続する権利があるかについては論争が繰り広げられており、複雑な事態となっている。プリンスの妹のタイカ・ネルソン、片親の違う5人の兄弟、自身はプリンスの息子だと主張する2人の男性がこうした論争に加わっている。
ミネソタ州の地方裁判所の裁判官であるケヴィン・アイデは、ブレマー信託が11月2日までプリンスの知的財産をライセンス供与する契約を行うことができるとの決定を下している。その日を過ぎると、ブレマー信託が行った契約はすべて、プリンスの相続人であると認められた者によって審査されることになる。プリンスの知的財産は3億ドル(約320億円)の価値があると見られているが、遺言がないため、その半分が州税に取られる可能性があるという。
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