楽器メーカーのフェンダー社は、新作のシグネチャー・ベースをレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーとコラボして制作したと発表している。
新作のベースギターを作るにあたり選択肢が多くある中で、フェンダー社はフリーがファンからプレゼントされて愛用している、1961年製シェル・ピンクのジャズベースを再現している。フリーは『ステイディアム・アーケイディアム』や『ザ・ゲッタウェイ』、そして、トム・ヨークと結成したスーパーグループ、アトムス・フォー・ピースでもこのベースを使用していた。
プレスリリースの中で、フリーは「今まで弾いてきたベースの中で本当に最高に良いものだよ」と述べており、次のように付け加えている。「フェンダーは、俺が音楽や個性について好きなこと全てを具現化してくれているよ」
「これはロックやパンク、R&B、そしてファンク・ミュージックのソウルを映し出してくれるんだ。毎回演奏する度に後押ししてくれるのがこのベースなんだ。このフリー・ジャズ・ベースは見事に再現されたモデルで、あなたがベースを手にした時に与えられるべきエネルギーの波を持っているんだよ」
フェンダー社のジャスティン・ノーベル氏は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストとコラボレーションした理由について、「フリーは『非常に影響力が大きく、革新的なミュージシャン』であるから」と述べており、「現代のベースの象徴」としてフリーを評している。
このベースの価格は1,199.99ドル(約12.3万円)となっており、フリーのデザインによる4つのボルトで留めるタイプの特別のネックプレートが付いてくる。
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