ノエル・ギャラガーは、現在関係の悪化している弟のリアム・ギャラガーについて過去を振り返って「笑いの天才だった」と語っている。
現在、短期間の北米ツアーを行っているノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、カナダの新聞『トロント・スター』紙に続いて、『トロント・サン』の取材を受けて、10月に公開予定のドキュメンタリー映画『スーパーソニック』について語っている。
映画『スーパーソニック』は、2015年にアカデミー賞にノミネートされたエイミー・ワインハウスの伝記映画『Amy』と同じプロダクション・チームによるもので、プロデューサーはジェイムス・ゲイ・リーズ、エグゼクティヴ・プロデューサーはアシフ・カパディアが務めている。
映画について訊かれたノエル・ギャラガーは次のように答えている。「いいと思ったよ。笑えると思う。世界中でやったこれらすべてのすんげえ超巨大なギグを見ていても、“Wonderwall”が流れているときに過去の彼女にメールを打ってるやつは誰一人といないからね。みんなバンドとその時間を共有しているんだ。これはデジタル時代以前からのポストカードなんだよ。もっと昔に過ぎ去った時代からのもののようにも思える。でも、声を出して笑っちゃうくらい笑えるよ」
その面白さの理由について自身かリアムかと訊かれて、次のように続けている。「リアムは俺が思うに、当時はある種の笑いの天才みたいな感じだったんだよね。だって、映画はバンドの最初の4年間にすごくフォーカスしてるからさ、あの頃はそんなに最低なやつじゃなかったんだ。で、俺は人類に何が起こるのかを予言するノストラダムスみたいな感じだったな」
ノエル・ギャラガーは先日、アメリカの大統領選挙にもコメントを寄せている。「ドナルド・トランプの主張はちょっとYouTubeで観たよ。あいつとクリントンなんだよね? どっちのほうがマジでアメリカがヤバくなるんだろうな? コメディの天才といったらドナルド・トランプがいるわけだけどさ。カナダは難民の殺到に準備してるのかい?」
そして、次のように続けている。「アメリカの政治についてはそんなに知らないんだ。それについて知ってなきゃいけないってのがムカつくんだよ。アメリカの大統領が誰かって誰が気にすんだよ? あと『自由世界のリーダー』とか言うのが嫌いなんだ。てめえらが一番ミサイル持ってるくせしてさ」
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