AC/DCのベーシストであるクリフ・ウィリアムズは現在のツアーが終わったら引退するだろうと明かし、この決定については「正しいもの」だろうと語っている。
アメリカの雑誌『ガルフショア・ライフ』のインタヴューのなかで、クリフ・ウィリアムズは何人かのメンバーの脱退の結果としてバンドが「違う動物」になってしまったのを受けて、バンドを去ることを決めたという。
「ここ40年間、AC/DCのベーシストとして知られてきたわけだけど、このツアーの後はツアーやレコーディングから身を引くよ」とクリフ・ウィリアムズは『ガルフショア・ライフ』に語っている。
「マルコムがいなくなって、フィル・ラッドも、ブライアンもいなくなって、もう違う動物なんだ。直感として正しいことだと感じてるよ」
2014年、ギタリストのマルコム・ヤングは認知症と診断されてバンドを脱退しており、ドラマーのフィル・ラッドは、かつての雇用者を殺すように脅した罪で8カ月の自宅拘禁の判決を受けて、昨年脱退している。
フロントマンのブライアン・ジョンソンは聴覚の深刻な損傷と診断されたのを受けて、現在のツアーからの離脱を迫られ、ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズが代役を務めている。
しかし、クリフ・ウィリアムズはバンドの巨大な成功と、『バック・イン・ブラック』が歴代で最も売れたアルバムの一つになっていることについて次のように振り返っている。
「始めた時は成功を望むものだよね。それこそ自分が熱心に取り組んでいるものなわけであってさ。でも、どうなるかは絶対にわからないからね。現実を超えてたよ、本当にね」
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