フー・ファイターズのギタリストであるクリス・シフレットは、バンドのレコーディング時の緊張感について語っている。
クリス・シフレットはジェイ・モールが司会を務めるポッドキャスト「モール・ストーリーズ」に出演し、2011年発表のドキュメンタリー映画『バック・アンド・フォース』の中で、デイヴ・グロールがクリス・シフレットのギター・パートのアイディアをぎこちなく却下するシーンについて訊かれて、次のように答えている。
「俺はいつもフー・ファイターズはデイヴのバンドだと思って接してきたんだ。デイヴのバンドだってだけじゃなくて、デイヴがクリエイティブな面でもバンドの原動力で、曲を書くのもデイヴだ。そこは尊敬しないといけないし、曲に対する彼のヴィジョンに従わないといけない。でも、もちろんレコーディング中には俺が作るパートもあるし、状況によって違うよね。スタジオでは強気で自分の演奏に自信を持ちたいし、自分のパートのために奮闘することもある。そして時には諦めることもあるし、本当に空気を読まなきゃいけないんだよ」
「今はバンドでの経験も長くなってきて、デイヴか、ブッチ・ヴィグか、プロデュースしてる人間が俺のギター・パートを入れたいっていう意見を聞く気があるかどうか、分かるようになったからね。もしダメなら、それは無理なんだって尊重しなくちゃいけない。俺が演奏するパートに納得いかなかったことは、今まで確実に何回かはあったよ」
シフレットはまた、以下のように続けている。「もちろん揉めたことや、気まずい瞬間とか、そういうこともあったよね」
シフレットはライヴではもっと自由を感じるとも話している。「まあ、ライヴではそもそも、自分がやりたいことをダメだとは誰にも言われないからね。だから、かっ飛ばせるのさ!」
先日、フー・ファイターズは、フロントマンのデイヴ・グロールが足を骨折したのと、パリの同時多発テロによってキャンセルとなった公演に関して、保険会社のロイズとロバートソン・テイラーを提訴している。
フー・ファイターズは、2015年のヨーロッパ・ツアーの保険会社である2社に対して訴訟の申し立てを行っている。
デイヴ・グロールは2015年6月にヨーテボリの公演で中足骨を骨折しており、これを受けてUKツアーとグラストンベリー・フェスティバルへの出演をキャンセルしている。昨年11月にはパリ同時多発テロを受けて、ヨーロッパでの追加の4公演がキャンセルとなっている。
米『ビルボード』誌によれば、フー・ファイターズは保険会社のロイズが「支払うべきと認識している金額を支払う」ことを行っていないと訴状のなかで主張している。
また、ロバートソン・テイラーについても、UK公演の振替が保険の対象範囲に影響を与えることを喚起していなかったとしている。
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