リアム・ギャラガーが、元ニュー・オーダーのベーシストであるピーター・フック、インスパイラル・カーペッツのクリント・ブーンと共に、今はなきマンチェスターのクラブ、ハシエンダを描いた新しい映画に出演することが分かった。
『ドゥ・ユー・オウン・ザ・ダンスフロア?』と名付けられたこのドキュメンタリー映画は、王立ノーザン音楽大学で行われるチャリティの為の資金集めのパーティで8月15日に上映されることが決まっている。
ハシエンダのDJだったグレアム・パーク、マイク・ピッカリング、デイヴ・ハスラムもこの映画に出演しており、クリス・ヒューズが監督を務めている。
「何度かハシエンダに行ったことはあるけど、常連ではなかったね。当時、僕はインディ派だったし」とクリス・ヒューズは『マンチェスター・イブニング・ニュース』紙に語っている。
「でも僕は音楽カルチャーに夢中なんだ。面白いと思ったから、(2000年に行われた)オークションに行ったし、ハシエンダの一部を自分の物にしたかったんだ」
ボランティアの編集者、サウンド・エンジニア、映画制作者、テレビのクリエーターで構成される15人のチームを集めたクリス・ヒューズによると、この映画を制作した目的はチャリティだという。
彼はさらに、「ハシエンダの話はよく語られているけど、この映画で僕を手伝ってくれた人たちはみんな、チャリティだから協力してくれたんだ」と続ける。
「でも、僕が『ハシエンダがこんなにも特別な存在になったのは何故でしょう?』と質問すると、みんな涙ぐむんだ。まるで僕が彼らの人生最高の夜に連れ戻したかのような感じでね」
ハシエンダは1982年にオープンしたクラブであり、ニュー・オーダーのレコードの売り上げと故トニー・ウィルソンのレーベルであったファクトリー・レコーズに営業を支えられていた。
相次ぐ金銭トラブルにより、ハシエンダは1997年に閉店している。そして3年後にクラブは解体され、様々なパーツがオークションにかけられている。
なお、ハシエンダはスティーヴ・クーガンがウィルソン役で出演した2002年の映画『24アワー・パーティ・ピープル』の題材ともなっている。
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