ノエル・ギャラガーはレコード・レーベルに対して、より多くの労働者階級のバンドと契約を交わすよう要請している。
元オアシスのノエル・ギャラガーは、10年前にアークティック・モンキーズがシーンに登場して以来、素晴らしいロック・バンドは登場しておらず、インターネットは悪影響を及ぼしてきたとの不満を述べている。
今回ノエル・ギャラガーはレーベル各社に向けて、新人バンドへのサポートをより手厚くするよう求めている。
ノエル・ギャラガーは、イギリス時間の7月24日に放映されたBBCの「ワット・エヴァー・ハプンド・トゥー・ロックン・ロール?」に出演した際、次のように語っている。「理屈の上ではインターネットとかYouTubeは新人バンドが売れる助けになるはずだってことになってるけど、そんなことあるわけがないよね。むしろ悪影響だよ。レコード・レーベルは労働者階級のバンドに今さら興味なんて持ってないんだよ」
「ロックンロールが死ぬだなんて、俺が続ける限りそんなことはマジであり得ないから。ロックはちゃんと存在してるんだよ。だけど新しい世代を育てる環境がないことは確かだな」
「アークティック・モンキーズ、カサビアン、レイザーライト、ザ・リバティーンズの後には誰も続いてない。彼らの後に大ブレイクしたバンドを一つでも挙げてみてよ。10年も経ってるのにね。てことはこれってロック音楽が休眠してるみたいな意味だと思うんだ」
今年の初めにノエル・ギャラガーは「クソみたいな」音楽ランキング番組や主要ラジオ局を批判し、もし今の時代にオアシスが活動を始めていたら、90年代に彼らが持っていた「影響力を手に入れることは到底叶わなかったはずだ」と話している。
ノエル・ギャラガーはこの時『NME』へのインタヴューで次のように語っている。「もし今ヒット・チャートで1位になったら、それは自動的にクソ決定って意味なんだ。今のバンドは音楽業界に大人しく従うし、業界もヒット・チャートの人気スター様って奴に何をさせたいか先に決めてる。なのにヒット・チャートはいつでもアホみたいに代わり映えしない。トップ10に入ってる曲はことごとくクソで、ただ声が違うだけなんだよ」
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