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ザ・ビートルズの“Love Me Do”のレコーディングに使用されたドラム・セットが、オークションで落札されている。

ラディック社製のこのドラム・セットは6月30日、競売会社ネイト・D・サンダースのオークションにかけられ、15万ドル(約1550万円)で落札されている。

このドラム・セットは、一時ザ・ビートルズにドラマーとして参加していたアンディ・ホワイトが使用していたもので、彼は“Love Me Do”のレコーディングで、リンゴ・スターに代わりドラムを叩いている。後にアンディ・ホワイトは、再度レコーディングに参加するように頼まれ、この時リンゴ・スターはタンバリンで参加している。

このドラム・セットは、アンディ・ホワイトの親しい友人であったレッグ・ウェラーと共にドラムを研究していたクライヴ・エドワーズが、個人的にコレクションしていたもので、亡くなったアンディ・ホワイトの妻であるティアが書いた、本物であることを証明する書類が付けられている。

2012年に行われたBBCのインタヴューの中で、アンディ・ホワイトはこのレコーディングについて次のように振り返っている。「ドラムの音を聴けば、アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に自分が参加しているのが分かるんだ。リンゴの当時のドラムセットの音とはまったく違うよ。この頃は、まだ彼がラディックのドラムセットを使い始める前だからね」

「ドラマーはみんなそれぞれに独自の音を持っているんだ。個々のチューニングの方法があるし、個々の演奏の方法があるからね」

アンディ・ホワイトは同じドラムセットを、ビリー・フューリーのデビュー・アルバム『ザ・サウンド・オブ・フューリー』のレコーディングにも使用している。アンディ・ホワイトは昨年、ニュージャージー州のコールドウェルで享年85歳で亡くなっている。

一方、ザ・ビートルズの名曲を使用したシルク・ドゥ・ソレイユの舞台作品が10周年を迎えるのを記念して、“While My Guitar Gently Weeps”の新しい映像が公開されている。

『ザ・ビートルズ LOVE』の舞台は、ラスヴェガスで2006年に初めて公開され、現在もミラージュ・ホテル&カジノで公演が行われている。

“While My Guitar Gently Weeps(Love Version)”のビデオは、『ザ・ビートルズ LOVE』の新しいパフォーマンスにハイライトを当てており、パフォーマンス・アーティストであるダンディパンクとリア・モイヤー、アンドレ・カステンが監督を務めている。

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