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ポール・サイモンが現在のツアーを終えたら音楽から引退することを検討しているという。

現在74歳のポール・サイモンは2016年を駆け抜けたら、ライヴを止めるかもしれないことを示唆しており、『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「ショウビズは僕にとって興味を持ってられるものじゃないんだよね」

ポール・サイモンはツアーの肉体的影響についていくことがどんどん難しくなってることに気づいたと語っており、公演の間に長期間休まなければならないという。

「なにかを手放すっていうのは勇気あることなんだ」と彼は語っている。「もし手放した時、どうなるのか見てみようと思ってるんだ。僕は誰なんだ?って。もしくは、僕は自分のやったことでしか定義されない人間なのか?ってね。そうなった時、もし自分をおめかししなきゃいけないとしたら、僕は一体誰なんだろう?」

ポール・サイモンのツアーは今年11月にヨーロッパ・ツアーを行った後、ダブリン公演で幕を閉じる予定となっている。

ポール・サイモンはツアーを終えたら「1年ほど放浪する」ことを計画している。

今月、ポール・サイモンは最新作『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』でUKアルバム・チャートにて、1990年発表の『リズム・オブ・ザ・セインツ』以来26年ぶりとなる1位を獲得している。

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