180のアーティストやレコード・レーベルが請願書の形でデジタルにおける著作権の改正を求めている件について賛同している人々のリストが明らかになり、そのなかにはベックやトレント・レズナー、ジャック・ホワイトらも含まれている。
ストリーミング・サービスが音楽産業の中心となるはるか前の1998年に、デジタルミレニアム著作権法は制定されている。今回、アーティストや音楽業界の人々は、ソングライターに対する著作権侵害から保護するために、デジタルミレニアム著作権法の改正を求めている。
請願書は、数々の大物アーティストのマネージャーとして知られるアーヴィング・エイゾフによって発案されたもので、米『ローリング・ストーン』誌によれば、アーヴィング・エイゾフは現行のデジタルミレニアム著作権法のもとでは、YouTubeが著作権侵害の「避難港」を提供していると語っているという。
今回、賛同者のリストが明らかになり、ポール・マッカートニーやテイラー・スウィフトをはじめ、オノ・ヨーコ、U2、キングス・オブ・レオン、キャロル・キング、デヴィッド・バーン、ザ・ブラック・キーズ、ニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリック、パール・ジャム、ファレル・ウィリアムス、ライアン・アダムス、レディー・ガガ、マーク・ロンソン、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンとスラッシュ、エルシス・コステロ、ロッド・スチュワート、ザ・フーのピート・タウンゼントらが賛同していることが明らかになっている。
賛同者の全リストはこちらから。
https://www.yahoo.com/music/taylor-swift-paul-mccartney-among-180-artists-signing-100300269.html
請願書には次のように記されている。「デジタルミレニアム著作権法のもと、スマートフォンを通して、これまでレコーディングされた楽曲ほぼすべてをポケットに入れて持ち歩くことのできる簡便な方法を消費者に提供することによって巨大なテクノロジー企業が成長し、巨大な利益を上げることが可能になっているのに対して、ソングライターやアーティストの収入は減少し続けています」
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