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エイフェックス・ツインは100曲以上の未公開音源を発見し、「近々」リリースすると発表している。

イギリス時間7月22日、普段ほとんど人前に姿を現すことのないリチャード・D・ジェイムスだが、自身のサウンドクラウドのプロフィール欄にメッセージを掲載し、ファンに向けてこのニュースを明らかにした。

リチャード・D・ジェイムスによるメッセージは次の通り。「今まで一度もエンコードしたり誰かに渡したりしたことのない古いテープをたくさん見つけたことを伝えられるのを嬉しく思う。ここ何カ月かことあるごとに探してみたら、7本くらいのテープを見つけることができて、そのほとんどに20本以上のトラックが入っていた。近々アップして公開することにするよ」

リチャード・D・ジェイムスは今年に入ってから、100曲以上のエイフェックス・ツイン名義のデモをサウンドクラウドにアップロードしており、その中には80年代に制作されたものも存在していた。

ファンはインターネット上にサイトを開設し、気に入った曲に投票することで、将来的なリリースの可能性を少しでも上げようと挑戦している。サイトの開設者によれば、リチャード・D・ジェイムスはこの活動を承諾しており、投票の結果は新しい音源集のための選定基準となる可能性も示唆しているという。

昨年9月、エイフェックス・ツインは13年ぶりとなるアルバム『サイロ』をリリースしている。作品は多方面から称賛を浴びており、『NME』では次のように評している。「メロディーがこれでもかと詰め込まれたエレクトロ・ファンク・ジャムによる超絶に入り組んだ新しい楽曲集は、常にポップで、あなたを摑まえて離さないだろう」

今年の1月には『サイロ』に続くEP『コンピューター・コントロールド・アコースティック・インストゥルメンツ・パート2 EP』がリリースされている。

また、リリース作品が非常に少ないリチャード・D・ジェイムスだが、最近、米『ローリングストーン』誌に対して『サイロ』は「最近10年の間に自分がやってきたことの5分の1ほど」に過ぎず「多くの選択肢の中のただの1枚」だと語っている。

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