レッド・ツェッペリンは“Stairway To Heaven”の盗作をめぐる裁判について、裁判官に裁判の進行を止めるよう求めている。
レッド・ツェッペリンは、スピリットが1968年に発表した楽曲“Taurus”を盗作したと訴えられている。裁判はスピリットのギタリストであるランディ・カリフォルニア(本名:ランディ・ウルフ)の管財人であるマイケル・スキッドモアによって起こされている。
マイケル・スキッドモアは、二つの楽曲の類似性から“Stairway To Heaven”の作曲クレジットを与えられるべきだと主張している。両バンドは1968年と1969年に一緒にツアーを行っている。
ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ワーナー・ミュージックの代理人である弁護士は、マイケル・スキッドモアの弁護士であるフランシス・マロフィが3日間の宣誓供述で立証責任を果たすことができなかったと主張している。
米『ローリング・ストーン』誌はレッド・ツェッペリン側の弁護士であるピーター・J・アンダーソンが次のような声明を発表したと報じている。「両陣営による公判前の申し立てで、原告のマイケル・スキッドモアは彼の主張を立証することを証明する必要があることを確認しています。けれども、マイケル・スキッドモアは直接的に著作権侵害の要因となって被害を受けたとする主張に必要な要素を立証できておりません」
裁判のなかでフランシス・マロフィは“Stairway To Heaven”と“Taurus”を一緒に再生し、レッド・ツェッペリンの名曲を書く以前にスピリットの楽曲をジミー・ペイジが聴いていたことを究明しようとしていた。ジミー・ペイジはこれを否定し、数年前に“Taurus”を初めて聴いたと主張している。
レッド・ツェッペリンの弁護士は、アメリカの地方判事のR・ゲイリー・クラウスナーに即刻判決を下すよう求めている。
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