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レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジは、現地時間6月16日にバンドの名曲“Stairway To Heaven”について映画『メリー・ポピンズ』の“Chim Chim Cher-ee”と類似性があることを認識していると語っている。

検察官のフランシス・マロフィーは映画『メリー・ポピンズ』の“Chim Chim Cher-ee”をジミー・ペイジに対してかけ、“Stairway To Heaven”のインスピレーションになったかどうかを尋ねている。ロイター通信によれば、ジミー・ペイジは笑顔で“Chim Chim Cher-ee”を聴き、音楽的なインスピレーションにはなっていないと否定している。

「過去にコード進行は非常に似てると言ったと思うんだ。だって、このコード進行は長く存在しているものだからね」とジミー・ペイジは法廷で語っている。

ジミー・ペイジは同日、“Stairway To Heaven”の有名なギターのイントロについて盗作をしていないと宣誓証言している。今回、ロサンゼルスで開催されている公判は、レッド・ツェッペリンの1971年発表の楽曲“Stairway To Heaven”が、スピリットが1968年に発表した楽曲“Taurus”を盗作したかどうかをめぐるものとなっている。

6月15日に証言席に立ったジミー・ペイジは、数年前までスピリットの“Taurus”を聴いたことがなかったと主張している。AP通信によれば、「ああいう感じのものが頭に残っていたんだろうね。僕には縁もゆかりもないものだろう」

しかし、ジミー・ペイジは自宅のレコード・コレクションに3枚のスピリットのアルバムがあり、スカンジナビア半島での最初のツアーで演奏したメドレーでスピリットによる別の曲のリフを演奏していたことを認識している。

一方、元スピリットのメンバーであるマーク・アンデスは、両曲のギター・リフは同じものだと自身の考えを宣誓供述している。

マーク・アンデスはレッド・ツェッペリンがオープニング・アクトだった1968年のデンヴァー公演で“Taurus”を演奏したと語っている。また、1970年に行ったバーミンガムでのスピリットのライヴの後、彼はレッド・ツェッペリンのシンガーであるロバート・プラントと「つるんで」「バカ騒ぎをやった」と語っている。

ロバート・プラントとベーシストのジョン・ポール・ジョーンズも今後の公判で証言をするものと見られている。ただし、ジョン・ポール・ジョーンズについては今回の裁判で被告となっていない。

映画『メリー・ポピンズ』の“Chim Chim Cher-ee”はこちらから。

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