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ウータン・クランのラッパーであるゴーストフェイス・キラは、7月20日、1本のビデオをインターネット上に投稿し、その中でアクション・ブロンソンが最近アメリカのテレビ番組内で発言した内容に対して怒りをあらわにした。アクション・ブロンソンは「スポーツ・ネーション」の番組MCに、ゴーストフェイス・キラと声が似ていることについて訊かれ、「彼はもうこんな風にラップをやってないでしょ」と答えている。

批判とも取れるこの発言に憤慨したゴーストフェイス・キラは、6分におよぶ口頭での批判を展開し、身体的な暴力も示唆した上で、アクション・ブロンソンが自身のスタイルを盗んだことを非難している。

「まず言っておきたいんだがな、このチビのデブ野郎、一体誰がお前の汚ねえ口で俺の名を呼ぶことを許可したと言うんだ? 坊や、お前さん間違ってるぜ。どえらい間違いをしでかしたもんだ。いいか、よく聞けよ、お前は決して俺の武器であるペンを制することはできねえ。俺の剣、俺のブレード、何と呼んでもいいが、とにかく俺の言葉は容赦ないんだ。だからこそ、お前は俺を崇拝して真似してんだろ」

「クラブ・シーンを裸足でうろちょろしやがって。俺の名を口にしたってだけで、そのモジャモジャの髭にいつか火をつけてやってもいいんだぜ。懲役を25年もくらうのはダルいが、俺は完ぺきな仕事をする殺し屋を知ってる。こいつらはニューヨーク出身じゃねえよ。お前は自分のしでかしたことの重大さが分かってないようだ」

ゴーストフェイス・キラによる動画はこちらから。

これに対しアクション・ブロンソンはツイッター上で次のように謝罪している。「間違いは間違いと認めなくちゃな。俺が間違ってたよ。あのコメントについては謝る。俺はいつでも正々堂々とやっていくさ。愛をこめて」

しかし、この謝罪もゴーストフェイス・キラの怒りを鎮めることはできなかったようだ。先日、音楽チャンネル「REVOLT TV」にこの謝罪を受け入れるかどうか尋ねられた彼は、ただ一言「ノー」と答えている。

「REVOLT TV」による動画は以下のリンクから観ることができる。
http://revolt.tv/videos/2657E7BF-41B6-400D-B0BF-F378D0BB35FA

アクション・ブロンソンは今年初めにアトランティック・レコードと契約し、メジャー・レーベルからデビュー・アルバム『ミスター・ワンダフル』をリリースした。その後、プロダクション・チームのパーティ・サプライズと共同で『ブルー・チップス』シリーズなどのミックステープを発表している。9月にはイギリス、アイルランドでのツアーを予定している。

ツアー日程は以下の通り。

ダブリン、ザ・アカデミー (9月10日)
ワイト島、ベスティバル (同11日)
ロンドン、ラウンドハウス (同13日)
グラスゴー、O2 ABC (同15日)
マンチェスター、ザ・リッツ (同16日)
バーミンガム、ザ・インスティテュート (同18日)

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