ポール・マッカートニーが若かった頃、無自覚に「人種差別的」であったことを明かしている。
ポール・マッカートニーは、リバプールで50年代から60年代にかけて育ったことについて語っており、現在は攻撃的だと分かる「ある特定の言葉」を使っていたという。
「僕が子供の頃は、知らずと人種差別的だったんだ」と『メール・オン・サンデー』紙に語っている。「今じゃ使わないある特定の言葉を使うのが普通のことだったんだよ」
ポール・マッカートニーは次のように続けている。「ある日突然、その人について喋っていたら、どんな気分にさせるか分かったんだよ。その時までは他の人々についてのことなんか考えてなかったと思う。仲間内の冗談みたいなものだったんだ。でも、その時、誰かが指摘してくれたんだよ、『なあ、それって侮辱的だぜ』って。御存知の通り、僕の場合は、黒人に対してのものだったんだ」
「やっと意味が通じたんだよ。それで、多くの人に起こってることだと思ったんだ。間違いなく僕らの世代のでは多くの人が、今では使わない言葉を使ってたんだよ」
インタヴューのなかで、ポール・マッカートニーは2015年の“All Day”のコラボレーションでカニエ・ウェストが「Nワード」を使っていることについても擁護している。
「カニエはアーティストだからね。言いたいことを言えるんだよ。文字通り、言論の自由があるんだよ」とポール・マッカートニーは語っている。「多くの黒人にとって、特に若い黒人にとっては、Nワードはほぼ親愛の言葉なんだよ。スラングなんだ。それでいいのはさ、少しはマシになってるってことだよね。軽蔑的な言葉というより、そういう言葉になったんだよ」
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