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ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックが今年のアメリカ大統領選挙についてニルヴァーナを引き合いに出しながら言及している。

熱心なリバタリアン(自由至上主義者)として知られるクリス・ノヴォゼリックだが、今回の大統領選挙ではリバタリアン党指名候補のゲーリー・ジョンソン元ニューメキシコ州知事を支持することを明らかにしている。

ゲーリー・ジョンソンは前回の大統領選挙にも出馬しており、得票率は1%にも届かない結果となっている。ファンとのツイッターのやりとりのなかで、クリス・ノヴォゼリックはゲーリー・ジョンソンについて「1991年当時のニルヴァーナみたいだ」と述べている。

ファンとのツイッターのやり取りは以下の通り。

「大統領選で元知事のゲーリー・ジョンソンに上限金額の献金をしたところだよ」

「民主党や共和党から票を奪えると思う?」
「この選挙は(メジャー・デビューした)1991年当時のニルヴァーナみたいだ。ゲーリー・ジョンソン/ウィリアム・ウェルドの2人を党指名の大統領候補/副大統領候補に選ぶなんて興味を誘うね」

「ニルヴァーナの後、社会的にも政治的にも本当に積極的になったことを知ってるわ。でもいつも進歩主義だと思ってたわ」
「俺はとても進歩主義者さ。だけど、独断的な政治に興味はないんだ」

「長年のニルヴァーナファンとして、悲しいことにリバタリアンの男とデートしたことがある女性として、私はこれを読んでとってもがっかりしてるわ」
「がっかりしないで、ケイティー。俺は理想家じゃない。ただ、実存する別の選択肢を選んでるだけだよ」

先日、クリス・ノヴォゼリックは、彼の考える次のグランジ革命について米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューの中で語っている。クリス・ノヴォゼリックは、次の革命は、音楽的な物ではなく政治的な物になるだろうとコメントしている。

「人々は音楽的に別の何かをニルヴァーナに期待していたんだ。1991年は、『ネヴァーマインド』が発表されるまで、年間でロックでナンバー1を記録したアルバムはなかった。ロックは死んだようだった。しかし、死んではいなかった。グランジやオルタナティヴ、ヘヴィ・メタル、ハードロック、パンク、アート・ロックという影響が寄せ集められることで再生したんだ。すべてが一体となって、異なる音楽がたくさん生まれたんだ。でも、重要なのは、それまでとは違う感受性、ないしは違う再編があったことなんだよね。おそらく、そういったことはもう一度起こるんじゃないかな」

「多分、そうした変化の類は音楽的なことではなく、政治的なものだね。なぜ人々はトランプやサンダースの支持に回っているのか?、問いかけてみることができる。もし党派心に毒されず、一歩下がって物事を考えれば、みんな、自分たちが今考えているよりも中道なんじゃないかな」

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