Photo: PIETER M VAN HATTEM/NME
サーファー・ブラッドのギタリストであるトーマス・フェケテがガンのために亡くなった。享年27歳だった。
トーマス・フェケテは珍しい胃ガンであると2015年に診断されていた。ガンは肺と脊椎にも転移しており、2015年4月にツアーの途中でバンドを脱退している。
トーマス・フェケテの訃報は妻のジェスによって「GoFundMe」のページで発表されており、同ページではトーマス・フェケテの治療費を募っていた。オノ・ヨーコ、ヨ・ラ・テンゴ、リアル・エステイト、ガイデッド・バイ・ヴォイシズらが治療費のために未発表曲を「GoFundMe」のページでオークションに出している。
サーファー・ブラッドはフロリダで結成され、2009年にデビュー・シングル“Swim”を発表し、翌年の2010年にはファースト・アルバム『アストロ・コースト』をリリースしている。その後は、2013年に『パイソンズ』を、2015年に『1000パームス』をリリースしており、トーマス・フェケテは3枚のアルバムすべてで演奏している。更に、その後にはカセットだけでリリースされたソロ・アルバム『バーナー』を2015年12月にリリースしていた。
未亡人となったジェスは次のように記している。「トーマスが今、自由となったのを知って、慰められています。そして、彼とまた共にいられる時を待ち侘びています」
彼女は彼の28歳の誕生日である7月1日の週末に南フロリダの浜辺でトーマス・フェケテの人生を記念したイベントを開催することを付け加えている。「彼のことを思っている人なら誰でも招待して、彼を祝福するのに加わってほしいわ」
ジェスは次のように文章を締めくくっている。「ありがとう、トーマス・フェケテ。あなたを愛しているし、あなたのために生きていくわ。わたしのことをあなたの妻と呼んでくれたことほど誇らしかったことはなかった。わたしの美しい天使よ、今は、デヴィッド・ボウイを探して、ジャムしてみて」
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