レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフロントマンであるアンソニー・キーディスは、先日病院に緊急搬送された件についてドラッグが原因ではないと語っている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは5月14日に予定されていた公演について、アンソニー・キーディスが病院に搬送されたため、キャンセルを迫られている。後にウィルス性胃腸炎にかかっていたことが発表されている。
オーストラリアのテレビ番組「サンデー・ナイト」のインタヴューを受けたアンソニー・キーディスは今回の病気について改めて語っている。
「今回は本当に驚かされたんだ。幽霊みたいに真っ白になってね、消化器官全体がまったく機能しなくなって、痛みで崩れ落ちて膝をつくような状態で、それでライヴから病院に友達に連れて行ってもらったんだ」
「俺はライヴをやるつもりで、演奏しようとしたんだけど、できなかったんだ。でも、体調もよくなって、俺が病気になったのには理由があるように感じてるんだ。おかげで、その前よりも強くなれたしね」
今回の病院への緊急搬送とライヴのキャンセルについてドラッグをやっていたのではないかと考えた人々に対しては次のように答えている。
「何よりもみんなからの心配を感じたんだけどさ。メールでたくさんのメッセージをもらってね。本当にみんなが心配してくれてる感じでさ。友達も電話をくれたし、何年も喋ってないような人も電話してきてくれたんだ。でも、みんなが俺が使ってると思いこんでるものについては、どうでもよかったね。まったく動じることはなかったよ」
アンソニー・キーディスは次のように続けている。「図らずも、しらふでいるのが好きなんだよね。時々、ハイになるのも好きだけどさ。しらふでいるのは俺にとって楽しいことなんだ。クスリ以外にもたくさん楽しいことはあるしさ。それで大丈夫なんだよ。サーフィンをしたり、息子と出かけたり、音楽を演奏したりね。全然問題ないんだ」
彼は初めてヘロインをやった時についても語っている。「ヘロインは俺が14歳の時にやったんだけど、興味深い体験だったよ。ある程度までなら身体もそれに耐えてくれると思ってしまってたんだ」
インタヴューの動画はこちらから。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースする。アルバムはデンジャー・マウスがプロデューサーを務めており、レディオヘッドの諸作で知られるナイジェル・ゴッドリッチがミックスを手がけている。
iTunes Storeでは、アルバムの予約注文受付も開始しており、いま予約すると、“The Getaway”と“Dark Necessities”がその場でダウンロードできる。
リリース詳細は以下の通り。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / Red Hot Chili Peppers
ニュー・アルバム
『ザ・ゲッタウェイ』原題:The Getaway
2016年6月17日リリース
品番:WPCR-17366|価格:¥2,300 +税
トラックリスト
1. ザ・ゲッタウェイ / The Getaway
2. ダーク・ネセシティーズ / Dark Necessities
3. ウィ・ターン・レッド / We Turn Red
4. ザ・ロンゲスト・ウエーヴ / The Longest Wave
5. グッドバイ・エンジェルス / Goodbye Angels
6. シック・ラヴ / Sick Love
7. ゴー・ロボット / Go Robot
8. フィースティング・オン・ザ・フラワーズ / Feasting on the Flowers
9. デトロイト / Detroit
10. ジス・タイコンデロガ / This Ticonderoga
11. アンコール / Encore
12. ザ・ハンター / The Hunter
13. ドリームス・オブ・ア・サムライ / Dreams of a Samurai
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