GETTY

Photo: GETTY

ディプロが、ジャスティン・ビーバーのヒット曲“Sorry”で、ホワイト・ヒンターランドの“Ring My Bell”が許可なくサンプリングされている件について語っている。

ディプロはジャスティン・ビーバーとスクリレックスと共に“Where Are Ü Now”を制作しており、スクリレックスとはジャック・Üの活動でも恒常的にコラボレーションを行っている。

ゴシップ・サイト「TMZ」に対してディプロは次のように語っている。「誰かがサンプリングしたんだと思う。権利関係をクリアにしたんだと思ってた。すごく簡単なことだけどさ」

ホワイト・ヒンターランドについては「すごくドープ」だとし、今回の件について「見過ごしが遭ったに違いない」と語っている。「たくさんのプロデューサーがいるからね。たしか10人ぐらいのプロデューサーが携わってるだろ。誰かが、誰にも言うことなく追加しちゃったんだ。事実確認をすべきだったよね」

彼は続けて、許可のないサンプリングで窮地に陥りそうになった体験を語り、ビヨンセの“All Night Long”での作業について言及している。「誰かがホーンを追加して、それでアウトキャストの“SpottieOttieDopaliscious”みたいなサウンドだったことに気づいたんだ」と彼は語っている。「アウトキャストに対して印税の25%を支払わなきゃなくなってて、最悪だったけど、全員応じきゃならなかったんだ」

ホワイト・ヒンターランドの“Ring My Bell”はこちらから。

ホワイト・ヒンターランド名義で活動するケイシー・ディネルは、ジャスティン・ビーバーをはじめ楽曲に携わったスクリレックスらを2014年発表の“Ring the Bell”のヴォーカルを盗用されたとして訴えている。

フェイスブックに投稿された声明のなかでケイシー・ディネルは“Sorry”が彼女の曲を「コピー」してるとし、ジャスティン・ビーバーや他の人間も使用についての許可を求めてこなかったと述べている。

「安易に訴えているわけではない」として、ケイシー・ディネルは「“Ring My Bell”はその作曲やプロデュースに心血を注いだものであり」、「わたしの作品が使用されて、許可なく搾取されているのを聞いてショックだった」と綴っている。

ケイシー・ディネルは声明を次のように締めくくっている。「ジャスティン・ビーバーのチームに今回の侵害についてプライベートな対話を持つことを提案したの。でも、彼らは、サンプリングしてるのは明らかなのに、わたしの主張を認めなかったのよ。ジャスティン・ビーバーは世界でも最大のアーティストよね。彼と彼のチームがわたしに対して全面的な攻撃をしてくることは分かってる。でも、最終的に他の方法がない状況になったの。わたしの音楽やアートに対して主張する義務があると信じてるわ」

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ