今週末に開催されるビルボード・ミュージック・アウォーズで予定されていたケシャのパフォーマンスが、ドクター・ルークのキモサベ・レコーズから許可されたことが明らかになっている。
キモサベ・レコーズは5月18日、次のような声明を発表している。「ビルボード・ミュージック・アウォーズでのケシャのパフォーマンスは、誠意をもって元々許可されていたものです。一時的に許可が保留にされたのは、ケシャがこの場を利用して訴訟の件について発言をするという情報がキモサベ・レコーズもたらされたためです」
「キモサベ・レコーズは現在、ケシャと彼女の代理人、そしてディック・クラーク・プロダクションから、ケシャも彼女の支援者もこの場で訴訟に関する発言をしないという信頼できる言質を得たため再度出演を許可しました」
5月22日に開催されるビルボード・ミュージック・アウォーズで、ボブ・ディランへのトリビュートの一部としてケシャはパフォーマンスを行うことを予定しており、キモサベ・レコーズがこの出演許可を一時撤回したことを受けて、ケシャはインスタグラム上で以下のようにコメントしていた。
「今年のビルボード・ミュージック・アウォーズで“It Ain’t Me Babe”を歌って、ボブ・ディランに対するトリビュートを行えることにすごく興奮してたの。それが許可されなかったと言わなければならないのが悲しいし、残念だわ。はっきりとさせておきたいんだけど、このパフォーマンスはわたしが全時代を通して最も好きなソングライターの一人を讃えるためのものであって、ドクター・ルークに関するものではまったくなかったの。彼の写真も使うつもりもなかったし、彼について語ったり、裁判の状況について言及するつもりもなかったのよ。単にわたしが尊敬しているアーティストの曲を歌いたかったの。みんなの引き続きのサポートに感謝するわ」
レディー・ガガも後にツイッター上で、ドクター・ルークをリトルマーメイドの悪役になぞらえて、ケシャを支援する声を上げていた。「こんな形で女性を束縛するのが合法だなんて、おかしくない? ねえ、アースラ。私たちは彼女の歌声を取り戻したいの。#freekesha」(※アースラは、マーメイドのアリエルと彼女の声と引き換えに一時的に彼女を人間にさせるという取引をしている)。
2014年10月、ケシャは長年のプロデューサーであるドクター・ルークに対して「精神的操縦と、感情的な悪態と、精査的虐待」で訴訟を起こしており、彼とのレコード契約から逃れようとしていた。ドクター・ルークも名誉毀損で反訴しており、こちらの裁判は昨年6月より保留されている。
また、ドクター・ルークとの契約解除を認めないとする最近の判決を受け、ケシャは今週の初め、ドクター・ルークに対して更なる法的措置を行うことを明らかにしている。
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