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アジーリア・バンクスが、イギリスのフェスティバルの出演者リストから外される原因となった自身のツイッターでの無礼な暴言について声明を発表している。

報道によると、アジーリア・バンクスは元ワン・ダイレクションのメンバーであるゼイン・マリクが新曲“Like I Would”のミュージック・ビデオで彼女の作品をコピーしていると感じ、ゼイン・マリクに対し人種差別的発言を吐いたという。また、アジーリア・バンクスはディズニー・チャンネルに出演している14歳のスター、スカイ・ジャクソンにも侮辱的な発言をツイートしている。現在そのツイートは削除されている。

アジーリア・バンクスはその後、6月にロンドンで開催されるリンス | ボーン&ブレッドフェスティバルの出演者リストから外されている。主催者側によると、このイベントは「誰でも受け入れられる平等を祝う」イベントであり、アジーリア・バンクスの発言は無視できないという。

一夜明けて、アジーリア・バンクスはツイッターで声明を発表し、ゼイン・マリクに暴言を吐いた理由を説明している。また、スカイ・ジャクソンへの暴言については、10代のスカイ・ジャクソン自身ではなく、その母親に発言していたと付け加えている。アジーリア・バンクスは謝罪する気はなく、ゼイン・マリクは広い音楽業界では自身が「別のタイプのアーティスト」として見られていることを思い出させてくれると述べている。

声明の全文訳は以下の通り。

「ゼインに対して、ああ言ったのは私が怒っていたからよ。

彼は私に認められるだけの才能があると勘違いしていた。でも、私の創作性をマネできるだけの才能さえ持ち合わせていなかったの。

だから私は彼に、私たちは同じ業界にいて同じような人種であるという共通点があることを思い出させたかった。

彼が自分をどう思っていようが、人は彼のことを私とは“別のタイプのアーティスト”だと見ていると分からせたかった。

スカイ・ジャクソンについては母親が私に向けてツイートしてたの。

だから、彼女に対して攻撃したのよ。

あれは14歳のスカイ・ジャクソンに向けたものではなかったのよ。

あの母親は幼い娘についてセクシャルなイメージを作り出すより、娘のアーティスト的要素を引き出すのに時間を費やすべきよ。

スカイ・ジャクソンはまだほんの子供よ。娘には子供に合う場所にいるよう教えるべきだわ。だって、人々はクレイジーなんだから。

だからってあの母親を引っ叩いたりはしないわ。でも、私は明らかにクレイジーな人たちのうちの1人みたいね。

ましてや、スカイ・ジャクソンは、まだ黒人の女の人が中傷されるという現実の世界にまだ足を踏み入れてすらいない」

今回の一件は、アジーリア・バンクスが今まで起こしてきたお騒がせの中でも最新の出来事となっている。アジーリア・バンクスは最近、アメリカ大統領選に立候補しているドナルド・トランプ氏を「アメリカのように邪悪だから」という理由で、トランプ氏を支持している。

また今年の初めには、アジーリア・バンクスはビヨンセを「盗人」呼ばわりして、ビヨンセのアルバム『レモネード』は黒人女性とフェミニズムにとってよくないものだと語っている。

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